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長谷園「窯出し市」大盛況
日本の原風景を求めて伊賀の里「丸柱」を訪れる人々が増えています、と伊賀焼窯元「長谷園」(長谷製陶)が案内する恒例の「窯出し市」が5月2〜4日と開催された。今年は天候に恵まれ、延べ約3万5千人の来場者で賑わった。並べられ、積み上げられ、販売される陶器は約10万点以上。「窯出し市」は今年で27回目の開催となった。
大きなアウトレットコーナーには長蛇の列ができ、長谷園の製品だけでなく伊賀地域の窯元や作家、雑貨・グルメ等約100ブースが出店。登り窯作品、作家による1点ものや掘り出し物、特価セール、陶芸体験など、大勢の人々が買い物を楽しみながら、古い建物や登り窯の風景を散策していた。
開放されている築200年以上の当主の屋敷は、辺りの喧騒が嘘のように静かで、日当りの良い日本庭園を眺めながら、座敷で呈茶を楽しむ女性。「1人で来て、気に入ったお茶碗を少し買って、ここで一服頂くのが毎年の楽しみです」と伊賀市魚町から恒例行事になっている話をしてくれた。
広報担当の長谷早紋(さあや)さん(25)は、「3日間とも良いお天気で、伊賀の里山に昨年を上回る多くのお客様に来て頂き、たいへん嬉しく思いました。来年も皆様のお越しをお待ちしております」と話した。