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長~い巻きずし 新記録! 百合小こどもクラブ 80.84メートル
節分の2月3日、名張市立百合が丘小学校で放課後子ども教室・百合小こどもクラブの児童や保護者、サポーターらが「なが~い巻きずしづくりにチャレンジした。2020年に76・82㍍を記録した後はコロナ禍で中止となり、今回は4年振りの開催となった。この取り組みは一過性のものではなく継続性があり、地域住民が一致団結してチャレンジする前向きな取り組みであることから、記録が更新されれば認定を行い、名張市長が「あれっこわい認定制度」の認定証を授与することになっている。
参加者は、百合小こどもクラブ参加者、保護者、地域サポーター、YJCC( 百合が丘ジュニアキャンプカウンセラー)、百合小児童、名張青峰高校ホッケー部、シニアクラブその他で、250人程度と予想していたが、地元の参加者が増え総勢340人が集まった。
体育館東の一番長い廊下に、会議用折りたたみテーブル(長さ1・8㍍)が45台ずらっと並べられ、これで81㍍。これ以上並べると人の出入りが出来なくなるので、この長さが限界。用意された具材は、米45㌔、海苔450枚、卵焼き58パック、インゲン豆5㌔、カニかま(10本入り)135パック、酢(900㌘入り)23本、砂糖21袋、塩少々、マヨネーズ10本。
作業は一斉に規律正しく行われ、初めに透明なラップがローリングしながら貼られ、次に海苔が並べられた。全体に並べ終わったら、ご飯をほぐしながら広げ、全ての具材が並べ終わると、声を揃えて巻きこんだ。途中で一部がくびれるようなこともなく巻き終わり、それを全員でそっと持ち上げ、10秒間のカウントダウンで1本につながっていることを確認後、巻き尺で計測。巻き寿司の最先端はテーブルの端から数センチ控えているだけであった。80・84㍍の新記録! 拍手が沸き起こった。
同クラブの長い巻きずし作りのチャレンジは2013年に始まり、その時は18・55㍍。その後は毎回記録を伸ばし、2020年には76・82㍍の記録を出した。9回目の今回も記録を打ち立てたが、同小学校の廊下では長さに限界があるなどの理由で、長い巻きずしチャレンジは残念ながら今回で終了。
表彰式で北川裕之名張市長は「あなたがたは心をひとつにして『なが~い巻きずしづくり』に挑戦され、途中マヨネーズが途切れるという危機的状況を乗り越え、80・84㍍という見事『あれっこわい』と驚くような記録を残されました」と表彰状を読み上げた。「途中マヨネーズが……」のアドリブに会場は笑いに包まれた。
終始マイクでテキパキと全員に指示を出し、巻きずし作りを成功に導いたコーディネーターの畑行子さん(68)は、色々アクシデントがあったけれど、挑戦させてもらって本当に楽しかったし、記録は出ると思っていた。これからは新しいチャレンジを考えていきたい」と話した。百合小5年の田中利奈さん(10)は、「海苔を巻く瞬間は感激した。80㍍を超えて凄いと思った」と嬉しそうに話した。
この後、巻きずしは一定寸法にカットし、参加者らに分配された。