1. HOME
  2. 今週のトピックス
  3. 暗算最高位十段取得 滅多にない600点満点で

Topics

トピックス

暗算最高位十段取得 滅多にない600点満点で

昨年11月27日に行われた全国珠算教育連盟の「第412回段位暗算検定」で、竹岡夏希さん(桔梗が丘中2年)が最高位の十段に合格し8日、北川裕之名張市長を表敬訪問して喜びを報告した。
検定は全国で5、613人が受験し、十段の合格者は全国で20人。三重県では2人の合格者だった。検定は乗暗算(掛け算)、除暗算(割り算)、見取暗算(足し算、引き算)の3種目で40問ずつあり、それを3分以内で解く。各種目200点満点中190点以上が合格となるが、竹岡さんは何と全てが満点の快挙。
竹岡さんは5歳から、同市桔梗が丘の竹島珠算簿記学校で珠算と暗算を習っている。暗算は令和3年7月に九段に合格し、6回目のチャレンジで十段に合格した。「満点で合格と聞いた時は、びっくりして嬉しくて、声が出なかった。2022年中には合格したいと思っていたのでほっとした」と話した。竹岡さんは同連盟107人目の十段合格者。創立66年になる同珠算簿記学校では、これまで48人が十段合格しているが、全種目満点は初めてという。全国でも珍しい記録に、全国珠算連盟三重県支部長から特別賞も貰った。
中学校では剣道部に所属していて初段。部活動の後、週4回学校で練習している。会見の場でも得意の除暗算40問を制限時間の半分で解いて市長を驚かせた。「将来は医療関係に進みたい」と言う竹岡さんに、北川市長は「想像の域を超えていて、凄いとしか言いようがない。これからも頑張ってください」と励ましていた。