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いずれも力作揃い・第66回名張市美術展覧会

第66回名張市美術展覧会(名張市、市教育委員会主催)が9月27日~10月1日、市総合福祉センターふれあい(同市丸之内)で開催された。絵画、書道、写真、美術工芸の4部門で、絵画34点、書道13点、写真68点、美術工芸21点の計136点の応募があり、市長賞、議長賞、教育委員会賞、審査委員長賞、岡田文化財団賞、名張文化協会賞、名張ユネスコ協会賞、名張市美術作家協会賞の8賞28点と奨励賞12点の計40点が選ばれた。入選、入賞の131点と無鑑査28点、招待者12点、審査員9点、併せて180点が展示された。入賞者は以下の通り(敬称略)
【絵画の部】▽市長賞=「出漁」岩本敏夫▽議長賞=「生生世世」佐々木明▽教育委員会賞=「パイプライン」鈴木芭菜▽審査委員長賞=「ふくろうと森の仲間達」梅本健▽岡田文化財団賞=「樹林」岡田柚沙▽名張文化協会賞=「足取り軽く」髙瀬陽子▽名張ユネスコ協会賞=「誰か地球を救って!」佐々木のぞみ▽名張市美術作家協会賞=「私が学生生活をplay」雪岡巳鈴▽奨励賞=「寒露(余部鉄橋より)」重田喜美子▽同=「大王崎灯台と旅館モヘジ(Ⅲ) 」川森憲一▽同=「赤目渓谷」湯浅美津江
【書道の部】▽市長賞=「把酒問月 李白」荻野多美子▽議長賞=「孔子廟堂碑(臨)」涌嶋佐知子▽教育委員会賞=「暑を却く」大橋千恵子▽審査委員長賞=「百人一首の歌」森島香緒里▽名張文化協会賞=「劉寛温恕 飛竜乗雲」多田玲子▽名張ユネスコ協会賞=「梅の花」米本佐和子▽奨励賞=「臨 張遷碑」村田凜々花
【写真の部】▽市長賞=「ウワ―ッ!だれっ!」新才美笑子▽議長賞=「ひ孫のとっちゃん」瀬森房子▽教育委員会賞=「水玉模様」瀬森義和▽審査委員長賞=「薄月の宴」川端弘德▽岡田文化財団賞=「水面の出会い」奥西勲▽名張文化協会賞=「夜明け前に」湯浅美津江▽名張ユネスコ協会賞=「古道逍遥」宮山博明▽奨励賞=「独り者」三分一勉▽同=「覆う」鶴野幸▽同=「泡虹彩」佐野雅信▽同=「秋霧」福本好成▽同=「平安美人」西山壽一▽同=「ペンギンの夢」西田博行
【美術工芸の部】▽市長賞=「装飾を愉しむ」児玉佐織▽議長賞=「睡蓮」芝田美智子▽教育委員会賞=「『宝相華文』型染紬地着物」星川節子▽審査委員長賞=「大きな木の下で」菊池信子▽岡田文化財団賞=「植物への感謝」岡森信子▽名張文化協会賞=「花」山本フク▽名張ユネスコ協会賞=「花火」田中純吉▽奨励賞=「紙粘土(藤の花)」野坂弘美▽同=「家族会議」中谷幸雄
《講評》
【絵画の部】出品点数は前年度より若干減少したものの、レベルの高い作品が多く出品された。賞選考に当たっては、甲乙つけがたい審査員泣かせの選考となった。今年度から20歳以下を受賞対象にした、名張市美術作家協会賞が設けられ、新風を吹き込む若手作家の作品も加わり、厚みのある展示会になった。
【書道の部】10歳代から90歳代まで幅広い年齢層の出品があった。例年のごとく漢字作品が多く、仮名作品、篆刻作品と続き、見応えがあった。ただ、調和体作品がなかった事、出品数がやや減った事と、誤字により入賞がかなわなかった作品があったことが残念。
【写真の部】出品点数が昨年より微増ではあるが、1点増は喜ばしい。撮影モチーフもバラエティーに富み、楽しく審査できた。残念ながら5点が選外となったが、今後の活躍を期待する。
【美術工芸の部】昨年より出点数が2点増え、充実した作品が多かった。全体的にクラフト的な作品が多く、楽しみながら制作している姿が感じられた。今後も、希望や喜び、楽しみが表現された意欲的な作品を期待する。