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映像とジャズに酔う

旧藤堂邸でコラボの試み
旧藤堂邸跡(丸之内)で9月30日午後7時から、プロジェクションマッピングとジャズトリオによるコラボの演奏会が行われた。第66回名張市美術展覧会開催記念関連事業の旧町まち歩きiroiro文化芸術体験の一環。
プロジェクションマッピング担当は、旧町・元町の藤木泰之さん。演奏は、テナーサックス・遠藤冬樹(71)、ギター・清川賢二(59)、ベース・宝田祐士(59)のトリオ。演奏曲目は、「スイングしなけりゃ意味がない」「ドントビーザットウエイ」「バグスグルーブ」「ボディ&ソウル」「ブルーモッサ」「インナセンチメンタルモード」等々、ジャズのスタンダードナンバーばかり。プロジェクションマッピングの動き続けるパターンが、時に和のテイストで、時にサイケデリックに、ジャズのリズムと連動して誠に美しかった。
電気を通さない生の楽器の音色が屋敷の庭に響き、約30人ほどの聴衆は、約40分の演奏を充分楽しんでいた。演奏した3人は「こんなに気分よく演奏できることは滅多にない」「雰囲気が素晴らしい」と感激の面持ちであった。藤木さんは「来年もまたできれば良いのに」と成果に満足気であった。