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5年ぶりオーストラリア研修 名張青峰高校生が帰国報告

三重県立名張青峰高校(百合が丘)では男子1人、女子12人の計13人の生徒が、3月9日から18日までの10日間オーストラリア短期研修を行った。生徒たちはシャフストン語学学校で英語研修を受けホームステイ。その間、姉妹校のリンディスファーン高等学校を訪問して、日本文化に関するプレゼンテーションを行い現地生徒と交流した。
4月9日、体育館での新1年生と2、3年生の対面式に続き、全校生徒702人の前でその報告会を行った。コロナ禍のため海外研修は2019年以来5年振りの実施となった。
報告は英語で行われ、ホームステイ先の食事や、語学学校、ショッピング(DAISOがあった)、姉妹校での日本文化のプレゼンテーション(日本の食文化、アニメ、オリガミ、忍者、日本の祭り(祇園・阿波踊り・ねぶた・岸和田のダンジリ等)を報告し、「The presentation was a success.」で締めくくった。
参加した松岡美乃莉さんは「物価が高い。水が1本250~300円、ダイソーは350円ショップ。食事も大雑把な感じで、それに比べると日本の食べ物は美しいと実感した。栄養バランスを考えながら繊細で彩りもよくて、改めて日本のお弁当とかは素晴らしいと思った」と話し、前川里香さんは「全部大きい。ハンバーグも顔より大きいし、建物も何もかも日本より大きい気がした」と印象を語り、山本朱璃さんは「良い意味で自由で開放的、フレンドリーで仲良くなり易かった。日本人もそうなれば良いのにと思った」と話したが、3人とも「自分から言わないと分かってくれないが、慣れると、感情豊かで、皆が楽しんでいるのが素晴らしい。また外国に行きたくなった。今度はアメリカかヨーロッパに」と話していた。
生きる力が身についた
付き添った向山明佳教諭は「向こうでは自分で何とかしないといけない。そのことに日に日に慣れてきて、自分で何とかする力がつき生きる力がついた。文化の違うところでの生活に慣れたのが貴重な経験。グローバルな学びは我が校の特長」と今回の短期研修の意義について力を込めて語ると同時に「せっかく当校に入学し思いがあるのに海外研修できなかった生徒が、5年間に亘って続いたのは気の毒であったし残念だ」とコロナ禍を惜しんでいた。