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ビブラフォン贈呈 上野東ロータリークラブ
上野東ロータリークラブ(長谷川真嗣会長)は10月23日、三重県立上野高校吹奏楽部(部員97人)にビブラフォン1台を贈呈した。
同クラブは2021年4月に40周年を迎え、青少年育成事業として伊賀市文化会館で、新日本フィルと上野高校吹奏楽部との無料コンサートを企画していた。しかしコロナの感染拡大で延期せざるを得なくなり、翌年も同様の企画をしたがコロナ禍のため中止となった。企画した演奏会の代替えとして、同高校と協議し「ビブラフォン」を贈ることになり、この日の納入となった。
贈呈に当たり、長谷川会長は「吹奏楽部は昔から、時間を忘れて遅くまで練習していた。その伝統は変わっていないと思う。この度ビブラフォンを贈らせて頂くが、一生懸命練習して、良い音を奏でてもらえれば」と話した。杉阪英則校長は「当校は伝統のある学校だが、楽器も伝統がある……。今回寄贈頂いたことは大変ありがたい。これからも見守って頂きたい」と挨拶した。吹奏楽部の島本遥香部長(2年)は「素敵なビブラフォンを贈って頂きありがとうございます。このビブラフォンと共に、多くの人に喜んでもらえる演奏ができるように頑張っていきます」とお礼を述べた。
この楽器は鉄琴のように金属製の音板が並んでいるが、音板のそれぞれに共鳴管がついていて内部でファンが回っている。そのため音が共鳴して、美しいロングトーンが響く。楽器の試奏となり、パーカッションパートの福森萌さん(1年)が「海の見える街」を演奏した。ジブリのなつかしい響きが音楽室いっぱいに響いた。福森さんは「良い音だと思った。響き方が今までの楽器と全然違う」と感想を語った。その後部員たちが、それぞれに思いついた曲を楽しそうに演奏していた。