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名張ブランド化へ 新たな取り組みがスタート

名張市のシティプロモーションを進める新たな取り組みの「名張市ブランドイメージ創出ワークショップ(第1回)」が6月10日、名張市役所で開かれた。公募で集まった10~50代の市民や、消防団、自治会、団体、市職員など42人が参加した。この後7月8日、8月2日、9月10日、10月9日の計5回、最終回には市の魅力を分かりやすく表現するキャッチコピー案をまとめる予定。
この日はワークショップに先立ち、北川裕之名張市長から進行役を務める、東海大学の河井孝仁教授に「名張市地域力創造アドバイザー」の委嘱状が手渡された。河井さんはシティプロモーションの第一人者として全国各地の自治体でアドバイザー役を務め、地域ブランド化に係る住民ワークショップなどのコーディネーター等も積極的に行っている。
第1回ワークショップに先立ち、北川市長は「今日集まって頂いた皆さんは、名張をこのように変えたいとか、色々な考えを持っていると思う。その思いが一つになって行けば、この町は素晴らしく変化していく、そんな期待をしている。今日のワークショップを楽しく元気に語り合って欲しい」と挨拶した。
この日はグループワークで、A組~G組の7組各6人計42人で構成され、全員初めての顔合わせ。最終回までこの組み合わせは変わらない。参加者には事前にカードが配られており、名張の魅力を10の視点「ひと・こと・もの・ところ・仕事・わざ・過去・みらい・くうき・かんよ」から考えて書き込んできてもらっていた。1人1人が自分のカードを出しながら考えを述べ、ディスカッションしていく。静かに始まったが、カードがテーブルに並べられていくにつれ、徐々にテンションが高まり、楽しく盛り上がった時間が続き、初対面とは思えないほど仲間意識が深まっていくのが感じられた。
2時間半ほどが過ぎ、一通り煮詰まった頃合いを見て、コーディネーターの河井さんから宿題が出された。「今日のワークショップから、各組3人の人物像を作ってください。名前も付けてください。家族構成も、年齢も、具体的な職業も、住所も、似顔絵も付けてください。2人は名張の人で、1人は市外の人にして下さい」この具体的な人物像は、8月2日のグループワークに活用される。因みに2日のテーマは「名張市は、どんな人が、どんな風に幸せになれるまちなのかをストーリーにしよう」。
ワークショップでつくられたキャッチコピーは、10月中旬~11月末にキャッチコピーを選ぶ市民総選挙に掛けられ、その結果を基に12月初旬、市長がキャッチコピーを決定する。キャッチコピーにはデザイナーがロゴマークを作成する。2024年3月23日、市政施行70周年記念式典で、ロゴマークと共に紹介する運びとなっている。