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大盛況!蔵持市民センター祭
第41回蔵持市民センター祭が、11月11・12日に開催された。今年のテーマは「NEW!!」新しいことに挑戦します!と、当初から「みんなで作るセンター祭」としてボランティアを募集したところ、20数人の中高生から大人までが集まった。アイデアや技術がコラボして「NEW!!」のタイトル通り、様々な催しが計画され、会場は蔵持市民センターだけでなく、蔵持こども園、蔵持小学校体育館まで広がった。
オープニングの11日は、名張市立蔵持小学校の体育館で「くらこみゅ!歌の花畑!」として始まった。小学校全生徒、桔梗が丘中学校音楽部、そしてソプラノ歌手久保田道子さんのコラボする華やかな音楽会で、最初は6年生が自分たちで作詞したオリジナル曲「笑顔でありがとう」の演奏。学年のスタートや、教室での1日の始まりを歌ったもので、指導の國森真弓先生が曲をつけた軽快なリズムで、親しみやすい。続いてソプラノの久保田さんの美しいカンツォーネや童謡を聞いた後は、7月の三重県吹奏楽コンクールで優勝、金賞を得て三重県代表になった、桔梗が丘中学音楽部30人の演奏を楽しんだ。楽器紹介で小学生たちとのやり取りも楽しく、最後に会場全体で、「カントリーロード」「蔵持小学校校歌」「ふるさと」を歌ってセンター祭の第1幕が終わった。
「当校はコミュニティスクールとして、父兄や地域の皆さん、中学生の皆さんも一緒に行事に参加できるのは大変嬉しい事です」と蔵持小学校の川合哉校長が挨拶。一般参加者は約200人弱で、小学生や学校関係者等合わせると、400人以上が参加した盛大なオープニングであった。体育館では午後「虹の饗宴」として、緑が丘バンド、フラダンスのクラブ、詩吟、日本舞踊の人々が、日頃の練習の成果を披露した。
12日、蔵持こども園では「わくわくこども広場」が開かれ、シャボン玉おじさん、伊賀琉真太鼓、獅子神楽が演じられ、多くのゲームやワークショップで子供たちが楽しんだ。進行やMCをつとめながら、子どもたちを楽しませたのは、県立名張高校放送部顧問の先生と5人の部員たち。市民センターでは「野鳥のおはなし」「江戸川乱歩講座」等、4つの講座が開かれ熱心な聴衆が集まった。午後、同センターの和室では、桔梗が丘中学校茶道部によるお茶会が開かれた。1枠6人で、6回開かれ36人が中学生によるお点前を味わった。顧問の坂本悠先生の指導が、堅苦しくなく、お茶の世界を楽しむことに重きを置いていることが分かり、お客もリラックスして楽しんでいた。近くの緑が丘団地から来た女性(40)は「美味しかった。生徒さんたちの、おもてなしの気持ちが伝わってきて、素直で可愛かった」と話していた。
11・12日を通して、市民センター2階の展示場では、書道、絵画、陶芸、洋裁、写真、その他アート系クラブや、個人の力作が出展されていた。2日間を通して催しものはZOOM配信されたのも画期的だった。市民センター長の三瀬幸綱さん(75)は「コロナで不自由な年が続いていたが、今年は思い切って色々な事が出来た。多くの人から『感動した』と言ってもらい、やって良かったと思う。助けてもらった地域の人々、ボランティアの人々や、地元の小・中・高校の先生や生徒さんには大変感謝している。ぜひ来年に繋げたい」と地域を挙げてのセンター祭に手ごたえを感じていた。