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幸せ祈って破魔矢作り 真性寺で初午祭
厄よけ観音として知られる馬頭山真性寺(しんしょうじ・美旗新田)で1月30日、初午祭で配布される破魔矢作りが行われた。
同寺は約360余年前、新田開発により発生した集落の心の拠り所として創建された。厄除け開運の仏と言われる馬頭観音が本尊で、新しく生まれた土地から一切の障碍を排除し、当地に住む人々の幸運と、発展を祈願する為、始めは新田に勝つ意味で新勝寺と呼ばれ、のちに真性寺に変わったと言う。
同寺は初午寺とも呼ばれ創建以来、毎年2月の初午の日(現在は2月11日)に初午祭を行っている。大般若経600巻を僧侶7人が転読する厄除け開運の祈祷に合わせ、多くの人々が健康と幸せの祈願を捧げている。
この日破魔矢作りを行ったのは、新田区檀家総代の竹島賢さん(76)、亀澤秀俊さん(73)、松本英樹さん(74)、西原町区檀家総代の中森博文さん(70)の4人。午前中に破魔矢200本、お守り300個、お札500枚を作った。
住職の上田通雄(つうゆう)さん(43)は「毎年、人々の健康と幸せを祈っているが、今年はそれに加えて、能登半島の人々に安心な暮らしが早く戻ることも併せて祈りたい」と話していた。お問い合わせは真性寺(0595・65・5089)まで。