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旧上野市庁舎 整備事業説明会開催
伊賀市の旧上野市庁舎を改修し、図書館とホテルの複合施設にする「にぎわい忍者回廊整備PFI(※)事業」で、特別目的会社・伊賀市にぎわいパートナーズ主催の説明会が6月18日、ハイトピア伊賀(丸之内)であった。
PFIを構成する図書館流通センター(東京)と、マル・アーキテクチャー一級建築士事務所(同)の担当者が、3月までに開かれた3度のワークショップで出た市民の意見や要望を踏まえた基本設計を説明した。その後、参加者59人は現地で説明を受けた。
設計案では地下1階が児童書コーナー、収納書庫、貴重書庫、事務筆など。1階が一般図書閲覧を主とし、北側をホテルのフロントやカフェ、観光・物販、観光地域拠点、イベントスペース。2階の大部分は客室19のホテルとし、旧市議会議場を、学習・集会室及び1階から階段を使って上がるラウンジとしている。
参加者から「1階閲覧にバリアフリーの多目的トイレがない」や「2階の図書館とホテル部分の区切りが不明確」との指摘があり、担当者が「トイレについては設計を見直す」「ホテルと図書館の区切りは、案内サインと人の監視で対応を考えている」と回答があった。
伊賀市にぎわいパートナーズは、基本設計を6月中にまとめ、30日の市議会全員協議会で報告。7月から実施設計に入る予定。
※PFI(プライベイト・ファイナンス・イニシアティブ)=公共施設等の設計、建設、維持管理及び運営に、民間の資金とノウハウを活用し、公共サービスの提供を民間主導で行うこと。(画像2つめと3つめは説明会資料より)