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薦原シンボルマーク誕生

昨年11月、子どもたちが地域に愛着を感じ、未来の地域づくりの主役にとの思いから、薦原小学校(林辰久校長)では薦原のシンボルマークを作ろうと、全校生徒101人が図工の授業で取り組みを始めた。児童一人ひとりが薦原のイメージを膨らませて考えるのを、地元で活躍する薦原小出身のデザイナー今坂友哉さん(27)がサポート、シンボルマークを完成させた。デザインを考える時、子どもたちは薦原のイメージとして、学校の環境教育として学んでいる同地域で生息する絶滅危惧種の「ギフチョウ」や、自然豊かな地域から「桜」「山」「川」などが多くあった。今坂さんはこうした子どもたちの思いを大切にしながら、友達同士、人と人の繋がり合う姿をピンク色の桜の花で表し、山や川を青い4本線で中央に、薦原のアルファベットの頭文字Kはギフチョウをモチーフにして作り上げた。

3月16日、完成したシンボルデザインを初めて目にした児童たちは、歓声をあげ、出来上がりに満足顔であった。児童代表で挨拶をした6年生の友定渉磨さんと福地洛朗さんは「この素敵なシンボルマークを見て、もっと自然を大切にしようと思う人が増えたらいいな、卒業前にいい思い出になった」と話した。発表に立ち会った薦原地域づくり委員会の古谷久人会長(70)は、「すばらしいマーク。皆さんが薦原のことをいろいろ考えてくれ、嬉しい。これからこのマークをいろんな行事で使わせてもらう」と笑顔で話していた。