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赤い羽根共同募金始まる
10月1日、赤い羽根共同募金が全国一斉にスタートした。戦後間もない昭和22年に「国民たすけあい運動」として始まり、今年で75回目となる。「自分の町を良くするしくみ」をメインテーマとし、来年3月31日まで取り組む。
名張市では、夕方の買い物客で賑わうマックスバリュー名張店(名張市蔵持町原出)前で、森上浩伸名張市副市長、名張市共同募金委員会・古谷久人会長など関係者が募金に協力を呼びかけた。また、名張市のゆるキャラ「ひやわん」が登場すると、お母さんに手をひかれた子どもたちが集まり、「ひやわん」に見守られながら募金箱にお金を入れていた。
森上副市長は「コロナ禍で大変な中ですが、福祉の町名張といわれるように、高齢者や障がい者、子どもたちのために募金を使っていきたいので、協力をお願いします」と話している。今後名張市では、市内のスーパーなど31か所で街頭募金を実施する。昨年度は9417249円の募金があり、地域の福祉活動に活用された。
一方、伊賀市においては、1日伊賀市社会福祉協議会本部において、赤い羽根共同募金運動開始式が行われ、伊賀市共同募金委員会松井謙二会長が、「伊賀市がだれもが安心して暮らすことができる町になるように」と共同募金への協力を呼びかけた。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、伊賀市では今年の街頭募金活動は行わないとしている。伊賀市では昨年度、12662380円の募金が集まり、地域福祉団体活動の助成事業などに活用されている。また、本年度の募金の目標金額は名張市、伊賀市それぞれ9267900円、13509000円としている。
三重県オリジナルデザインバッジ・あけぼの学園高3年上原さんがデザイン
社会福祉法人三重県共同募金会では、赤い羽根共同募金啓発のため、毎年募金バッジのデザインを募集している。今年はコロナ禍で出品が懸念されたが、昨年の応募数(266点)を大きく上回り、12歳から53歳まで計552点(応募者人数380人)の作品の応募があった。審査の結果、最優秀作品である「三重の赤い羽根賞」に、あけぼの学園高校(伊賀市川東)3年上原七海さんが選ばれ、入選した5人を代表して10月1日三重県社会福祉会館において表彰状の贈呈が行われた。 4月から5月に応募のあった作品についての審査は6月21日に行われた。上原さんの作品は、共同募金のシンボルである赤い羽根、西暦(年号)、三重県のイメージがうまく構成されており、全体的に落ち着いたデザインであることが評価された。