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8の字描き 茅の輪くぐり

名張市平尾の宇流冨志禰神社(中森孝榮宮司)で、6月25日「茅の輪くぐり」が始まり午前11時のくぐり初めには、中森宮司を始め同神社奉賛会(上島啓幹会長)のメンバー、地元の人たち約20人が訪れ、願いを込めて作法に従ってくぐった。
茅の輪くぐりは、これをくぐることで心身を清め、災厄を祓い、無病息災を祈願するもので、同30日に行われる「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」の儀式まで設置された。
夏越の祓は、今年前半の半年間の穢れを清めて災厄を祓う神事であり、年の後半も無事に過ごせるように祈る行事。
くぐる時は声を出さずに「祓へ給へ、清め給へ、守り給へ、幸へ給へ(さきはへたまへ)」と唱えてから、正面で一礼して茅の輪をくぐり、左に一回りして正面に戻り、次に右に一回りして正面に戻り、最後に左に一回りし「8の字」を描くように輪をくぐり正面に戻った後、神殿に参拝。
今年は同神社奉賛会の人々が、近くの名張川で刈り取った茅を束ね直径約2㍍の茅の輪に仕上げて23日に設置した。上島会長は「今年の茅の輪はすっきり仕上がった。表面を切り揃えるのが大変だったが、色も綺麗に仕上がった。会長になって初めての茅の輪づくりに、責任の重さを感じた」と話していた。
同神社では、新たなお守り「夏越御守」をつくった。足が悪くて茅の輪くぐりに来れない人や、遠方の身内に送りたい等の声があったため。お守りのすっきりとした緑色は、茅の輪の色に因んだものだという。