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の〜び の〜び伸びた 長瓢箪!

伊賀市玉瀧の藤澤公(こう)さん(73)が自宅の畑で栽培している長瓢箪がのびのび育ち、19日計ったところ2㍍75㌢に達していた。長さを競う「日本長瓢箪競技会」には毎年出品しているが、昨年の2㍍11㌢が最長だった。
足場パイプで組んだ高さ2㍍幅2㍍奥行約3㍍の棚の天井から、上記以外に2㍍72㌢、2㍍52㌢、奥にもう1本、会わせて4本の2㍍超えがある。そのままでは地面につかえるので、幅15㌢程の細長い棚を作って乗せ、斜めにして支えている。
藤澤さんのサポートをしているのは、競技会会長の竹内幸生さん(72)ら会のメンバー。今年は梅雨が短かったので、ツルも腐らず良く育った。他のメンバーも例年より良く育っているという。5月20日過ぎに定植した苗から、横に這って伸びるツルの節の辺りにたっぷりの土や枯草を被せたのが良かったのか、たくさん咲く花を早い目に摘花、厳選して5本に間引いて栄養を集中させたのが良かったのか、どれが当たりだったのかわからないが、竹内さんらに教えてもらい、助けてもらったことがいっぱいあって感謝していると、藤澤さんは言う。竹内さんは「まだもう少し伸びると思う。上位入賞間違いなしだと思う。自分は今年は負けた。」と完敗宣言と入賞予測。
藤澤さんは「これほど長く伸びると嬉しい。しかし本当に嬉しいのは、競技会の日に久しぶりに会って、いっぱい瓢箪を並べていると、みんな頑張ってるなあと思って感動する。1年に1回のことやし」と競技会の楽しさを話していた。
瓢箪の長さは実の両端を直線で測る。曲がっていても考慮しない。藤澤さんの瓢箪は斜めに支えているので途中で少しくねっている。上から吊るすように育てると真っ直ぐ育つので、竹内さんらは棚の高さを3㍍にしている。竹内さんは高さを3㍍にするよう勧めるが、藤澤さんは「もう歳やし、そんな高いのは……」と笑っていたが、ひょっとすると来年は3㍍に?