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懸命に生きる虫の世界

昆虫写真家で伊賀市緑ヶ丘在住の浅名正昌さん(89)による「ムシ・むし・虫」写真展が、7月29日~8月2日イオン名張店3階リバーナホールで開催される。時間は午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)展示写真の総数は約120点。
浅名さんは伊賀市育ちで、子供のころはトンボと魚釣りに明け暮れたという。名張市内の中学校で理科と音楽の教師をしていたが、定年後は、子供のころに殺生を重ねたトンボの標本を、写真で作ろうと思い立ちカメラを始めた。2005年、写真集「トンボの情景」を出版し、リバーナホールで写真展開催。2012年、写真集「『伊賀盆地のトンボ』その見分け方」も出版した。トンボは一通り網羅した。その後トンボ以外に蜂等も撮るようになり2020年、写真集「おいらは蟲」を出版し、今回の写真展はその延長線上の活動となるもの。
の虫も懸命に生きている。生きるか死ぬか、カメラにとらえた虫たちの情景を「翔んでとんで」「面構(つらがま)え」「狩る・狩られる」「遺伝子をつなぐ」「百態(ひゃくたい)」「頭隠して尻隠さず」「群れ」の7つの場面に分類して展示。普段見ることの少ない虫たちの姿かたちをアップで見ながら、そこに現れている弱肉強食の世界や、無心に懸命に生きている姿を、夏休みの親子の皆さんに見てほしいと、浅名さんは語っている。