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押し花で見事に表現 「花遊会」第3回押し花展

名張市の押し花教室「花遊会」の第3回押し花展が同市元町のイオン名張店3階リバーナホールで、11月25から28日まで開かれた。第1回は2018年、第2回は2020年と2年毎に2月に開催していたが、コロナの影響で今回は2年9か月ぶりの開催となった。会場には60から80代の会員18人が約100点の力作を発表していた。
表現されているのは物語、風景、動物、植物など様々。作品には材料になった花の名前が書いてあるが、花だけでなく、野菜、木の皮、蔦、苔なども使っている。知らない花の名前がいっぱい。それらで作られた作品はどれも見事で、絵画作品としても見ごたえがあった。
会を主宰する小川るみさん(71)は「伊賀・名張は自然がいっぱいで、押し花の材料に溢れている。身の回りの野山や道端の草花、木の皮や木の根、野菜、果物、様々な植物を材料に押し花を作っている。自然やお花の美しさ、感動した気持ちを表現することを大切に作品創りをしている」という。どの作品も生きたままの色を保っていて、実にコントラストが良く美しい。
小川さんは退職してから始めたので10年ほどと言うが、写真の一双の作品は、今年の名張市美術展で市長賞を受賞した作品「花に舞う」。使われている花は、ヤマフジ、ヒメシャガ、シャクヤク、パンジー、月下美人、サクラソウ他と記してあったが、同定できる人は少ないのではないか。会員の皆さんも「道を歩いていても、知らぬ間に花に目が行き、採集の道具を持ち歩いている」という。
来場者は600人を超えた。今回は、前回に比べ会員のレベルがかなり上がっているとのことで、次回が益々楽しみだ。