男女共同参画週間 名張市で街頭啓発など

６月23日から29日までを「男女共同参画週間」として国では、意識の向上を図るため様々な啓発活動を展開した。市では23日、街頭啓発活動を行い、併せてパネル展等を行った。
この日は、北川裕之市長や、市職員、市民団体メンバーなど約40人が、市内各地の大型店、駅前など８か所で、市男女共同参画センターの相談事業案内が書かれた、啓発物品のポケットティッシュ約３、０００個を配った。
元町のイオン名張店で啓発物品を配布した北川市長は「日本の参画は国際的にも遅れている。少しでも共同参画が進み、地域づくりまちづくりに、それが表れてくれば」と語った。
同じ場で男女共同参画推進室の山下眞珠係長が「男は、女は、こうあらねばならぬと、子供の頃からの思い込みがある。それは生き辛いこと。男・女を取り払ってみんなが暮らしやすい世の中に」と話していた。その場にいた男性が「家内の家事を手伝う」と言ったところ「手伝うのではなく、一緒にする」とたしなめられ「理解が進んだ気がする」と、少し恐縮しながら応えていた。
また、29日まで、市役所１階で「家庭内での『分かち愛』パネル」として家事の分かち合いなどについてパネルが並び、熱心に眺める人が続いていた。市立図書館でも30日まで、啓発本のブースが設置された。