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32年目のぶどう学習
名張市の特産品として有名なぶどうについて、生産地青蓮寺を校区内にもつ名張市立百合が丘小学校では、地元の生産者に直接話を聞くぶどう学習を行っている。5月24日、3年生(64人)は、学校から約2キロの山道を歩き、生産農家の山口繁一さん(92)のぶどう畑で「おいしいぶどうの作り方」について学習を行った。今回は、ぶどうの特長や世話について、山口さんから話を聞いた。
種無しぶどうを生産するためには薬品(ジベレリン)処理をするが、例年ならこどもたちには薬品がわりに水を使って処理をする体験をしてもらっていたが、コロナ禍により今年は中止、話を聞くだけになり少し寂しいところがあった。山口さんは「32年前から百合小の子どもには体験をしてもらっている。おいしいぶどうを作るために生産者はどのようなことをしているのか知ってほしい。また、この自然いっぱいの青蓮寺で、鳥の声やめずらしい花、さわやかな風を感じ取ってくれるのもいい勉強になるのでは」とやさしく話した。2回目は6月中旬に袋かけを、3回目は8月上旬に収穫を行う予定。