1. HOME
  2. 今週のトピックス
  3. おもしろ科学実験Ⅱ

Topics

トピックス

おもしろ科学実験Ⅱ

名張市教育センター(百合が丘西)で3月18日、今年度最後の週末教育事業「おもしろ科学実験Ⅱ」が開催され、名張市内の小学校3年から6年生15人が参加、実験を楽しんだ。
名張市教育センターでは、月に2回程度週末に子どもたちが身近な物を使って簡単な実験を行い、新しい発見や感動を味わいながら、科学的なものに興味を持ってもらおうと事業を展開している。今年は16回開催したが、大変好評で、毎回定員の3倍ほどの応募があった。
こうした中、今年度最後となる今回は、紙の折り方や飛ばし方を変える「よく飛ぶ紙飛行機をつくろう」、紙コップを使った「偏光万華鏡をつくり光の性質を知ろう」の2つと、当初「ふわふわくらげで静電気を感じよう」であったが、当日雨模様となったため、湿度が高いと静電気は起こりにくいので急遽変更した、ペットボトルと小さい醤油入れを使った「ウルトラ浮沈C(ふちんし)」の3つの実験。3グループに分かれた参加者は、先生の説明を聞いて作業を行い、30分程度でそれぞれの実験を行った。この講座は学校も学年も違う初めて出会う子どもたちが、最初の緊張から時間が経つにつれて、先生や友達と話ができるようになるのも特徴のひとつであり、分からないことを積極的に聞くようになってくる姿は、学校の授業とは一味違った良さがある。中でも紙飛行機は今までの折り方で作った飛行機と、先生から教わった折り方で作った飛行機とでは、明らかに飛行時間や距離が違うことがわかり、子どもたちは歓声をあげながら何度も何度も飛ばしていた。
指導に当たった吉住昌三教育専門員は「今日はモノつくりを体験してもらった。びっくりしたことや気づいたこともあったでしょ。普段の生活の中で色々なモノを作ること、そこには科学的なものがたくさんある。来年度は20回ほど計画しているので、科学に興味がある人も、科学は苦手という人も、『科学大好き』になる週末事業にぜひ参加してほしい」と呼び掛けている。
今まで何度か週末事業に参加したことがあり、卒業式を終えたばかりの菊川和奏さん(美旗小6)は「楽しかった。家でもやってみたい」と笑顔で話すと、そばで見守っていた母親の佳子さんは「色々な実験を教えていただいたが、よくがんばっていた。これを生かして中学校でも頑張ってくれたら」と子どもの成長を喜んでいた。