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名張小創立150周年 数々の記念事業を計画

名張市立名張小学校(廣岡茂斉校長・児童数437人)が6月に創立150周年を迎えた。それを祝った横幅10㍍もの横断幕が、校舎の東面に貼られ道行く人々の目を引いている。同校は1873年(明治6)に梁瀬学校として開校し、1954年市制施行と共に現校名になった。卒業生は1万人以上に及ぶ。同校では、地域に根ざした歴史と伝統を祝って記念事業を計画している。
創立150周年記念事業実行委員会は、学校、同窓会、学校運営協議会、PTA、学童保育の人々などで構成され、既に横断幕の設置や、児童による人文字で150を描いたドローンによる空中写真撮影、名張川納涼花火大会協賛の記念花火の打ち上げ等を実施した。更に10月14日には記念式典を予定していて、同校出身の元阪神タイガース投手の桑原謙太朗さんとの交流や、伊賀名張地域で活躍する吹奏楽団の「ワコーズ・ウインド・オーケストラ」の記念コンサートを計画している。2024年3月には6年生たちに「未来への手紙」として20歳の自分に宛てた手紙を書いてもらい、名張藤堂家邸跡で保管して、児童らが8年後に開封する事業を計画しており、これは毎年継続の予定。
さらに、1974年に創立100周年記念事業として敷地内に造成した「百年の森」が荒れているため、散策路を設けるなど再整備に取り組む。また、校庭内に滑り台の設置、1933年制定の校歌に歌われる「春日の森」こと宇流冨志禰神社に、1年生が植樹することなども計画している。
実行委員会会長で1961年同校卒業の福廣勝介さん(74)は、「百年の森は、「子どもたちは元気かな?」と子供たちを見るのを楽しみに近隣の人が親しんで憩いに来るような、開かれた学校の庭に整備したい」と話している。
実行委員会では、これらの記念事業を実施するには現状では予算が困難なため、一口3000円(口数に上限はない)の協賛金を募集している。お問い合わせ先は、名張小学校の田中教頭(電話0595・63・0041)まで。