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田んぼ1町分の米 ふるさと納税返礼品に追加
名張市では、ふるさと納税「まるごと」シリーズに、昨年ふるさと納税の返礼品に追加した「まるごと伊賀牛1頭分」に続き、伊賀産コシヒカリの「まるごと田んぼ1町分」を追加すると発表した。寄付額520万円で、玄米4200㌔が受け取れる。
同市商工経済室によると、ふるさと納税の返礼品は約400種類あり、昨年11月発表した寄付額1100万円の伊賀牛まるごと1頭分に次いで2番目に高額の返礼品となる。
玄米4200㌔は精米して炊き、ご飯にすると茶碗5・8万杯分(160杯×365日分)になるという。同室では飲食店など、多くのご飯を必要とする場面で活用することで、美味しさを知ってもらうことはもちろん、農地の適正管理や里山の環境保全にもつながるとしている。
お米を生産するのは、農事組合法人「三重伊賀里山整備活用組合」。高齢化や担い手不足などで、稲作を止めざるを得なくなった農地所有者から土地を託され、名張地域の美しい里山で手間暇かけて美味しいお米作りにこだわって生産している。この返礼品の受付は8月21日から始め、発送は収穫後の9月上旬以降となる。申し込みから1年を最長期限として、30㌔単位で最多12回に分割して受け取れる。
8月18日は「お米の日」。当組合が経営する名張市井出の大規模圃場(おもに果実園と水稲)にあるカフェideca(イデカ)で、北川裕之名張市長と同組合の関係者が、ふるさと納税のPRをした。同組合の水稲主任の上加治勇さんは「今年は暑さと水不足で生育が遅目であったが、大分持ち直して順調に育ってきた」と話し、北川市長は「寒暖差が大きく、お米の生育に適した土地で、甘味、香り、粘りのバランスが非常に良いと評判のお米です。ぜひこの機会に味わって」とPRに努めていた。
お問い合わせ先は、名張市商工経済室(電話0595・63・7824)まで。