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亀山トリエンナーレに出展・「アトリエ彩」の西口さん

社会福祉法人名張育成会が運営する「ワークプレイス栞」所属、「アトリエ彩」で創作活動をしている西口武延さん(72)が、10月30日から始まる若手の登竜門、国際交流の促進を目指す現代美術の祭典「亀山トリエンナーレ」に絵画を出展する。この催しには国内外から95組のアーティストが参加する。
西口さんが絵を始めたのは定年退職後から。本格的には5~6年前からで、アクリル絵の具を使い、キャンパスの上で塗り重ねて色を創っていく。いつも下書き無しでいきなり描くので、絵が生き生きとしてパワーにあふれている。「全国公募展東北障がい者芸術文化祭ART to You」には2019・2020年と入賞し、2020年には企業賞を受賞した。人物や動物を描くことが多いが、雑誌「VOGUE」掲載のモデルを描いた「きれいなおねえさん」は、その受賞作品。日頃から西口さんを生活支援員として支えている小西緩奈(かんな)さんは「集中すると何時間でも夢中になって描いている。内面から溢れて来るものに集中して向かっているので自己表現としての作品のクオリティが高くなる。障がい者の作品とか意識しないで、同情の眼も関係なく、アートとして見て欲しい」と話している。
亀山トリエンナーレ2022は、会期が30日から11月19日まで。会場は旧東海道亀山宿を中心に亀山市民協働センターはじめ42か所に分散して、街全体がアート会場となっている。西口さんは数点出展するが、その作品は、トリエンナーレに賛同した「元祖肉炊きの店むかい」に展示されるという。
お問い合わせ先は、亀山トリエンナーレ事務局の森さん(090・8950・3011)、亀山市市民文化部文化課文化創造グループ(0595・96・1223)。元祖肉炊きの店むかい(同市東町1丁目5-12、電話0595・82・3344)。ワークプレイス栞の小西さん(0595・62・3271)まで。