「ボランティアさん、ありがとう」校章付エコバッグを贈呈
小学校卒業を前に、名張市立桔梗が丘小学校(廣岡茂斉校長)で3月10日、日頃からお世話になっているボランティアの方々に、感謝の気持ちを込めて、家庭科の授業で作ったエコバッグを贈呈した。
校運営協議会を中心に、地域住民が登下校見守り、図書読み聞かせ、学習支援などのボランティア活動に81人が参加している。例年6年生は卒業の前に感謝状を書き、感謝の気持ちを届けていたが、今年は子どもたちの発案により、家庭科のミシンを使う時に多くの方々に学習支援として来ていただいていることから、手作りのエコバッグを作成。今年同校が創立50周年迎えた記念として、手作りの校章も縫い付けて贈った。
ミシン授業にボランティアとして参加している藤本由紀子さん(48)は、「子どもたちがミシンを使って一生懸命作る姿はかわいい」また、小坂美代子さん(81)は、「こんなプレゼントをいただくと反対にどのようにして私たちがお礼をしたらいいのか」と満面の笑みを浮かべながらバッグを眺めていた。コーディネーターの岡森競一さん(73)は、「子どもたちのために多くの方がボランティアとして参加していただき、ありがたい。無理なく、できる時に、できる人が、できるようにするのがボランティアの極意。今年はコロナ禍でできないこともあったが、来年は……」と、子どもたちの姿を頭に描きながら目は新学期に向いている。エコバッグを作った6年生(80人)の児童は「ミシンを教えてもらっているお礼に」「SDGsの勉強をしたので、エコバッグを使ってもらえたら」「こんなので喜んでもらえるのかな」など、感謝の気持ちを精一杯伝えたいと話していた。