暗算最高位十段取ったよ! 頑張った名張の宮田さん
昨年11月24日に行われた公益社団法人全国珠算教育連盟主催の、第424回段位暗算検定で、宮田拓門(たくと)さん(桔梗が丘小学校6年生)が、最高位の十段に合格し1月22日、市役所に北川裕之名張市長を訪問し、喜びを報告した。
検定は全国で4687名が受験し、暗算十段合格は全国で19人、そのうち三重県では3人だった。検定は乗暗算(かけ算)、除暗算(割り算)、見取り暗算(足し算・引き算)の3種類で40問ずつ。それを3分以内で解く。各種目200点満点で、190点以上が合格となる。
宮田さんは幼稚園年長組の頃、母親に勧められ桔梗が丘の竹島珠算簿記学校(竹島正記校長)の体験教室に行き、楽しかったので珠算を始めたという。暗算九段には5年生の時合格した。検定は2ヶ月毎にあるが、十段には6回目の挑戦で合格。実は5回目の時、修正線が少し延び足らず数字の一部にかかっていなかった為、答えは合っていたのに不合格になり今回は「早さより正確性に気をつけた」と話した。市長の前で暗算検定問題の除暗算を披露。すらすらと答えを書いていく姿は、いつ計算しているのだろうと思うほど見事によどみがなく、40問3分のところを1分半で解いてみせた。
合格したときの気分は?と市長に聞かれて「ひとまず、めっちゃ嬉しかった」と答えた宮田さんは、将来の職業に就いて問われると「今のところソロバンの先生」と答えて、竹島校長を喜ばせた。「次の目標は珠算十段を目指す。中学卒業までを目標にする」と言う宮田さん。「この子は、全ての科目がバランス良く同じように出来る。スピードがあって正確でもある。間違いが少ないのでこの先も楽しみ」と竹島校長が話した。「珠算十段合格して、また報告に来てください」と北川市長が励ました。
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