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作文コンクールで全国表彰 名張高校の中川さん

公益財団法人産業教育振興中央会及び、公益財団法人経済同友会が主催した専門高校生徒の研究文・作文コンクールで、三重県立名張高等学校総合学科総合ビジネス系列情報処理専攻3年生の中川莉那さん(18)が、全国表彰(全国260編のうち10編以内に入選)を受けた。
作文のタイトルは「名張の現状と私のこれから」。中川さんはピラティス(※)のインストラクターとして名張での起業を目指している。思い入れのある名張に貢献し、人々の心身をサポートして、名張をより魅力のある町にしたいからだという。
中川さんが学ぶ総合ビジネス系列では、名張市の特産物を使った商品開発をし、どうすれば売れるか、商品開発に当たっては名張市の観光地、特産物を調べ、販売ターゲット、原価や売価の設定など価値ある商品にするために様々な角度から考える。少子高齢化、人口減少、田舎すぎず都会すぎない「ちょうどいい」町であり、人と人の関係が深いことも学んだ。学んだことを更に深めるため大学に進学し、起業するための力を身につけたいと考えている。計画してきたことをより具体的にする為、大学で学びたいという中川さんが考える起業のビジョンは、お客が心身共に元気になって、明日もがんばろうと思ってもらえるサービスの提供。高齢者に向けた健康増進と病気予防、子どもの頃から健康であり続ける為に、小さな子どもや小学生に向けてたピラティスを行い地域に貢献すること。交通手段が少ない高齢者に対しては、自分が地域を訪れ教室を開くなど各年代に対してアプローチして、名張市民が心身ともに健康で明るく前向きな町になり、ここでずっと暮らしたいと考える「ピラティス人口が1番」の町にしたい。名張高校にいるからこそ名張の現状、強みを知り、どんな名張にしたいか深く考えることが出来た。学びを活かして名張を支えられる存在になりたいと結んでいる。
中川さんは高校1年の時ピラティスを始め、週2回スタジオに通った。身体にもメンタルにも変化と進化があったと話す。「猫背が治り、悩みごとも大したことではないと考えられるようになった。これを仕事にすると人々を幸せにできる」と思った。高校2年でコースを決めるとき、起業についても学べる総合ビジネス系列情報処理専攻を選んだ。プログラミングやIT全般の学びで実践的なプレゼンやスキルが上がったと思う。大学は京都産業大学国際関係学部への進学が決まった。「広い世界を見て外から名張を見て、名張に持ち帰りたい。世界も日本も客観的に学び、ピラティスを起業するため、名張についても学びたい」と。「自分が、ふわっと考えていたことが作文で整理され、名張のためと思っていたことが評価されて嬉しい。自分の人生の目標がはっきりした」11月5日付けの賞状を手に、明るく快活に語ってくれた。
※ピラティス=正しい骨格や体幹トレーニングをメインに行い、ボディラインの引き締めやカラダのメンテナンスを目的とするエクササイズ。

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