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名張の杉本さん金メダル クライミングユース世界選手権

中国の貴陽市で8月に行われた「IFSC(国際スポーツクライミング連盟)クライミングユース世界選手権・貴陽2024」で、近畿大学工業高等専門学校第3学年の杉本侑翼(ゆうすけ)さん(西田原・18)が初優勝した。9月27日市役所を訪れ、北川裕之名張市長に報告した。
杉本さんが出場したのはアンダー20のリード種目で、15㍍以上の壁を命綱を付けて6分以内に、どこまで登れるかを競う競技。過去のクライミングユースでは、登りの速さを競う「スピード」や、完登した課題の数と手数を競う「ボルダー」で出場してきたが「リード」での出場は今回初めて。各国から58人が出場し、予選で6位、準決勝で2位、決勝1位とラウンド進むごとに順位を上げて、3回目のユース世界選手権で見事金メダルを獲得した。2位はルーマニアの選手で、日本の小俣史温選手(日体大)が3位に入った。
市役所で杉本さんは「今までボルダーの能力でリードをこなしてきた。リードに特化した練習をしてこなかったので、優勝できるとは思っていなかった。行けるところまでと思っていたので中国にいる間は、不思議な気持ちだった。壁が高くて持久力が求められた。持久力を付ける練習はしてきたので、読みがぴたりと当たった」と思い起こし、北川市長から「いよいよオリンピックを目標に」と話を向けられると「オリンピックをモチベーションに練習を続けていきたい」と応え、「まずは、アンダーを卒業し、大人の舞台で戦って大人の代表でワールドカップを戦えるよう、結果を残していきたい。自分ができる最高のパフォーマンスを出し続ける先に、その結果がある」としっかり前を見据えた話をした。まずは来年2月にワールドカップの国内選考会があり、それが目標となる。

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