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過疎地の活性化お願い

地域おこし協力隊員に就任した米田さん
岡本栄伊賀市長から10月3日、新しく「地域おこし協力隊員」に就任した米田知史(ともふみ)さん(33)に辞令が手渡された。任期は令和4年10月1日~令和5年3月31日(以降1年更新、最長令和7年9月30日)まで。
地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地等の条件不利地域に住民票を移動し、生活拠点を移した人を、地方公共団体が「地域おこし協力隊員」として委嘱。隊員は一定期間、地域に居住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取り組み。
米田さんには「伊賀市の布引地域において、農林業を軸とした新たな6次産業化やその仕組み創り。地域住民や移住者が集える拠点づくりとその運営を行う等地域活性化の取り組み」が期待されている。米田さんは大和高田市生まれ。大学在学中に、起業や創業へのサポート会社を設立した。企業に就職して組織の中で埋もれてしまうのではなく、起業して頑張ろうとする人々をサポートするのが主旨の会社で、大阪を拠点に活動してきた。
米田さんは「以前から田舎でやりたいと思っていた。布引地域の空気や景観が自分の理想通り。6次産業は時代の流れであり、ビジネスモデルである。起業を志しSNSやITでアグリチェックをする人は多い。大阪、京都、東京などから、起業したい人の声は多く聞こえるが、起業の場所がない。自分が地域おこし協力隊員になることで、入りやすくなる。自分が起業すると1つしかできないので、布引でやりたい人を呼び込み、起業する人々を迎え入れサポートする活気ある方法を取り入れたい」と意欲的に語っていた。米田さんは奥さん(真梨子さん)と4歳、0歳の女の子の4人家族。真梨子さんも11月から地域おこし協力隊員に就任予定。
 新しいタイプの経営者が、自ら地域おこし協力隊員として活躍する展開は、期待が持てるし、注目を集めることだろう。布引地域住民自治協議会の番條克治会長は「久しぶりに地域に0歳児が来るなど、平均年齢がぐっと下がって喜ばしい。3年間は短い時間のようだが、精いっぱい応援するので頑張って欲しい」と激励していた。

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