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長谷川幸太朗さんのこれから

地域おこし協力隊を卒業
長谷川さんは、1987年8月19日山口県宇部市生まれ高校まで過ごした。土やフィールドに馴染みがあり、東京農大で農業経営を学んだ。一方アニメ・漫画・特撮が大好きで、卒業後はアニメグッズの企画設計の会社に入り、店長を務めていた。結婚して2人目の子どもが生まれ、田舎の方が自然との触れ合いの中で、子供が個性を生み出せるのではないかと考えるように。3年間ほど移住イベント等を見て歩き、三重県の移住担当の人が名張の地域おこし協力隊の募集を教えてくれた。アニメと同じ風景を探す聖地巡礼は田舎暮らしへの憧れでもあり、歴史的な街並みが残る名張の旧市街と、心の底で繋がるのかもしれないと思ったという。
2021年4月1日付で、地域おこし協力隊の1号として着任。しばらくの間は自身も市役所の人も手探り状態だった。2年目の「隠・街道市」で、色々なイベントをプロデュース。地元のグループ「へっぽこラジオ体操」と、ご当地キャラクターの「ひやわん体操」のコラボを仕掛けイベントがスタート。スマホを使い双方向のやり取りで謎解きをするゲーム「折り謎」をプロデュース、放映予定のテレビアニメ「忍の一時」を放映に先行し、FLATBASEで上映、原画展も行った。フィットネスの成果をステージ上で表現するパフォーマンスには、自ら参加するなど本格的に稼働した。この後、コスプレロケ地登録サイト「アコロケ」に「やなせ宿」を紹介、移住イベントの参加者に名張の話をし、空き家の紹介など活動の場が増えた。
一方、2021年10月から地域おこし協力隊員長谷川幸太朗が、名張で活躍する人と交流するラジオ番組「名張れ!コータロー!」が始まった。毎週水曜日10分間の生放送。初めはMC担当がいたが、22年4月からは自分がMCで23年3月迄続いた。このことが多くの人と事を知り、まちの情報が自分の中に詰め込まれ「名張愛」の固まりになった気がすると長谷川さん。
刺繍ものが好き
以前から刺繍ものを着るのが好きだった。気に入ったスカジャンを着続けていると、それほど刺繍ものが好きなら、自分で作る側に回ったらと知人に言われ、自分の得意なものになればと思い刺繍屋さんに飛び込んだ。思いのほかスイスイできたので嬉しくなった。刺繍をやる迄は不器用だと思っていたが、今では刺繍については自信を持って「できる」と言える程。子どもや奥さんが描いたイラストや、自分のアイデアを刺繍しながら、思いや制作活動を23年1月からインスタグラム発信。前職がアニメ店長だったので「ししゅう店長」と名付け、1万回再生されたものもあるという。
名張への思いを知った。その人たちと一緒に考え、これからのまちづくりを考える素晴らしい経験をした。ブランドロゴが決まり、市役所の庁議室にミシンを持ち込み、ロゴの「原器」をTシャツに刺繍で表現した。市制70周年記念ナナマルフェスタで市民の皆さんに紹介。地域おこし協力隊のフィナーレに相応しい舞台だったし、良い思い出になった。「なんとかなるなる。なばりです。」は、トートバッグや帽子などの小物に刺繍したものを提案、市役所でアンケート集計中だが、そのうち市販化できれば素敵だと抱負を話した。
「TALISMAN」でスタート
近いうちに正式に販売を開始する。店舗は持たないが、店名は[TALISMAN]とした。「お守り」とか「力のあるもの」という意味で、自分の刺繍が、手にしてくれた人のお守りになれば嬉しい。現在ロゴマークなど考え中で、夏ごろには旅する刺繍作家として刺繍ライブをしながら全国巡りを始める予定。長谷川さんは「目的地をこれから募集します。熱い思いで誘ってください」と思いを語った。インスタグラムのアカウントは「@ktr_embroidery」。
長谷川さんの奥さんの未紗さんも地域おこし協力隊員。同時に着任したが、3人目のお子さんの出産育児休暇で任期が伸びて8月31日となっている。3人のお子さんと共に名張での暮らしぶりなど、本紙で改めて発信させて頂きたい。

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