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お客様が輝くように

森下三智代さん(昭和49年生まれ)
三智代さんは、美容室GLOW(グロウ)(鴻之台)の美容師。「『輝く』という意味の店名は、お客様おひとりおひとりが、輝いた人生を送ってほしいという思いから」。店内はアンティーク調の家具でまとめられていてお洒落。夫で美容師の和樹さんとふたりでゆっくりと落ち着ける空間を演出している。
念願の店舗オープン
三智代さんは赤目町出身、百合が丘在住。高校卒業後、大阪の美容専門学校へ。そのまま大阪で美容師として働いていた。25歳で名張に戻ったとき、地元の美容室で和樹さんと知り合った。「旦那さんと出会うために名張に戻ったみたい」と笑う。和樹さんと結婚後、再び大阪で働いていたが、数年経って名張で出産。しばらくして仕事に復帰した。そして7年前、鴻之台にふたりの夢だった店舗を持った。
三智代さんは、「子どものころから髪を触るのが好きだった」とふりかえる。今年でキャリアは28年。「自分では天職だと思っていて、お客さんが喜ぶことで自分も幸せを感じる」と。
客が手入れしやすいように、毛量や毛質、生えぐせなどを見てスタイルを提案する。無理なくきれいに過ごしてもらえるように、扱いやすさとシルエットにこだわっている。
さらに、心がけているのは自分の生活も丁寧にすること。体と心のバランスが整ってこそだと思う。「食生活や早寝早起きなど、当たり前のことを無理せず楽しみながら……という気持ちが施術に影響する」と考えている。
家事との両立
子どもは、中学2年生と小学6年生の男の子。平日は、子どもの帰宅を家で迎えたいので、早めに帰宅。しかし、土日は朝から夕方まで店にいる。「このスタイルで仕事をさせてもらっていることで、生活にメリハリをつけられて、いい感じで仕事と家との両立ができています」と感謝。
三智代さんは、子どもそっちのけで仕事をしてはいられない性分。ただ、フルタイムで働いている土日は送迎ができないので、子どもがやりたいスポーツなど我慢させてしまっている。
子どもが小さい頃は、店に連れてきて仕事をすることもあった。開店当初から通う客に「最近見ないね」と言われ、年月が経ったことを実感する。
同店内には、子連れの客用に親が鏡越しに見える位置にキッズスペースがある。
新型コロナの影響
ここ2年は、コロナ対策で、店内、手指の消毒、マスクの着用など、客の協力も得ながら実施してきた。
「コロナの影響といえば、意外なんですが、新規のお客さんが増えました」と三智代さん。都会の美容室に通っていたが、比較的安心な地元で│という人たちが新しく来店。逆に、地元の人は自粛して減った。「お客さんの流れがいつもと全然違ったんです」と驚きを。
同店の客層は女性6割、男性4割。指名制なので夫婦で別の客を担当している。席は、ソーシャルディスタンスが確保できるように、店内3席のうち真ん中は空けている。
「ふたりで別々にやっていますけど、旦那さんの仕上げたスタイルが良かったら『今の良かった』とか、すぐに口に出しちゃう。自然にお互いを褒め合っています。些細なことですけど、褒められると嬉しいですよね」と三智代さん。
自宅で仕事の話をすることはあるが、そう頻繁ではない。ずっと一緒にいるので、休みの日は、互いの時間を干渉しないで心地よい距離感を大事にしているそう。
今後の目標は
現時点で大きな目標は特にない。ただ、『グロウ』のコンセプトを守る。客の要望に応えられるように勉強を続けて、実直に向き合っていく–の志をもっている。「ますますお客様にも地域にも愛されるお店になるように、楽しみながら笑顔で仕事をしていきたい」と。
今年の抱負は「夫婦で開業して今年で8年目に入ります。健康第一でコロナに負けず、今年も変わらず1日1日を大切にしながら地道に!」。

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