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「令和の学校」ってどんな学校 No19 名張市立梅が丘小学校

真夏の太陽が照りつける校庭に子どもたちの姿はない。いつもなら玄関先の駐車場には先生方の車が整然と並んでいる。インターホンを押すと、赤塚弘憲校長が迎えに出てこられた。「今日は職員全員が研修や出張に出ていて、私一人が留守番です」と笑いながら話される。夏休みは先生方の研修が目白押し。「コロナ禍での学校教育をいかに進めるか」難しいが切実な問題である。

―梅が丘小開校時におられたらしいが。
蔵持小が振り出しで新任から4年お世話になった。梅が丘団地の開発に伴い、校区であった蔵持小の児童が急激に増加し、平成元年4月に蔵持小から分離独立の形で、梅が丘小学校が開校した。その時に私もそちらに異動となった。開校を控えた3月末は、蔵持小からの書類や机などを運び、新しい学校で4月から新入生を迎え、授業をしていく準備に大変だった。今では笑い話になるが、新しい机や椅子のビニール袋から取り出す作業に明け暮れたことを思い出す。当時は梅が丘小やつつじが丘小、百合が丘小など、名張市が住宅開発に伴い、人口増、そして児童増の時期であり、新設の大規模校ができた時期である。現在市内の管理職をはじめ年配の先生方の多くは、いずれかの学校を経験している。私も5年間勤務させていただいた。

―その後も名張市内での勤務か。
美旗小3年、桔梗が丘東小9年、百合が丘小7年の勤務を通して、授業研究に力を注ぐとともに、子ども一人一人を大切にすることを学んだ。教員としていろんなことに挑戦し、自分なりにがんばった時期だったと思う。その後、学校から少し離れて市の人権教育担当の職員として勤務させていただいたが、学校勤務の時には分からなかったことも多く、当初は戸惑った。しかし、いろんな方と出会い、話を聞いたり、行事を計画したりする中で、多くの人にお世話になり、また勉強になった3年間であった。そして、名張小と桔梗が丘南小の教頭を経て、昨年から梅が丘小で校長として勤務させていただいている……

続きは8月21日号の伊和新聞に掲載しています。
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