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「令和の学校」ってどんな学校 No28 伊賀市立三訪小学校

やさしく かしこく たくましく ともに輝く 三訪っ子
明治30年代に丸柱尋常小学校が開校した丸柱小学校。同じく同時代に三田尋常高等小学校として開校した三田小学校。110年ほども歴史ある2校が統合され、2015(平成27)年に開校したのが三訪小学校。JR伊賀上野駅北、伊賀の山並みを背景に、白鳳城を前面に、一際目立つ真白く雄大な校舎。自然と歴史と伝統と文化に包まれて、こんな素晴らしい環境で学べる子どもたちの様子を松岡英紀校長に聞かせていただく。

三訪小学校は開校して7年経ったが。
今年の3月に卒業した子どもたちが1年生入学の時に三訪小学校は開校した。当時のことはよく分からないが、歴史と伝統のある2校の廃校、そして統合ということになれば、卒業生や地域の人にとっては寂しさもあったかと思う。しかし、そういった方々の理解と協力、また当時の校長をはじめ関係者が力を合わせ、それぞれの良さを大切にしながら、三訪小学校を作り上げてきたのではと思う。子どもたちも仲間づくりを大切にしながら日々の生活をしたし、保護者もPTA活動などを通して、素敵な学校にするため活動をしていただいたと思う。お陰で、7年経った今は三訪小学校として新たな歴史を作り始めて、着実に成果をあげてきている。

今まで教員としてどこで勤務を。
最初は、県立度会特別支援学校で6年間勤務した。児童生徒が持つ障害を個性と捉え、それぞれにあった支援をすることの大切さを学んだ。「一人ひとりをしっかり見ること」そして、「その子の良さを伸ばすこと」こそが教育の原点であると学び、今日の私の教育理念の一つとなっている。その後、今の伊賀市内の中学校に転勤となった、丸山中8年、緑ヶ丘中4年、桃青中4年、城東中4年、青山中3年、崇広中1年、そして教頭として上野南中2年、城東中2年。今年4月、本校の校長として赴任した。小学校勤務は初めてであるが、本校の卒業生が城東中に進学してくるので、子どもたちの様子は分かっていたつもりである。
ただ中学校と違って、本校などは単学級なので先生が少なく一人何役もしなければならないのは大変である。また、伊賀市の教育方針として、小中一貫教育の推進を目指しているが、子どもの様子や保護者の思い、学校行事や教育課程など、小学校・中学校の両方を実際に見て、経験することが必要だと思う。小学校の時期に身につけなければならない力や習慣、中学校に入ってから伸ばしてほしい気力や体力等々。一人ひとりのこういったことを小学校・中学校の教職員が知り、情報交換し、共有することが小中一貫教育の基本となるのではと考える……

続きは10月23日号の伊和新聞に掲載しています。
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