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「令和の学校」ってどんな学校 No29 名張市立すずらん台小学校

自分らしく 仲間とともに かっこよく! すずらん台小
校門を入り、駐車場に車を停めてから、玄関へと歩き出すと2人の女子児童が出てきた。次の授業は運動場での体育かな? 彼女らに、「校長室はどこですか」と尋ねると、「こちらです」と言って私を案内してくれた。職員玄関まで来ると、「この奥です。どうぞ」と言って頭を下げる。「ありがとう」の私の声が聞こえたのかどうか、すぐに運動場へと走っていった。5・6年生かなと思うが、その礼儀正しいこと、親切丁寧なこと、大人顔負けである。玄関を入ろうとすると、今度は教頭先生と校長先生に出迎えていただいた。雲一つない秋晴れの中、それ以上に気持ちよく校長室に入らせていただいた。素晴らしい児童に出会ったすずらん台小学校の様子を、宮﨑慎治校長に聞くのが楽しみである。

広々とした学校だが。
校長室の目の前にあるのは小運動場、大運動場はこの下にある。小学校にしてはとても広く、子どもたちはのびのびと走り回っている。この後ろにあるのが、学校林。本校ができた時、地域の方の期待の表れとして作られたのかなと思う。学校林がある学校は今では珍しい。

今年4月に着任されたが。
教員としてのスタートは津市内の中学校で3年間勤務した。その後名張市内の中学校に戻ってきた。赤目中学校、南中学校、北中学校、桔梗が丘中学校と市内のほとんどの中学校で勤めた。そして桔梗が丘東小学校で3年間教頭として勤め、今年4月本校に校長として赴任した。今、名張市では、小中一貫教育を進めていっているが、中学校で勤めていた時は、小学校のことはいろいろの情報はもっていたが、実際はよく分からないことが多かった。小学校に勤務するようになって、先生方が日々変わる子どもたちの心に寄り添い、丁寧に指導する姿に接し、小学校の先生の大変さと素晴らしさを実感した。小中、それぞれの子どもの様子や保護者の思い、授業や行事など、両方に勤務して違いや良さが分かり、大変勉強になっている。

子どもたちの様子は。
素直で元気。休み時間も運動場で遊んでいる。私にも気さくに声もかけてくる。何事にも一生懸命取り組む子たちである。

コロナ禍での学校行事等は。
昨年は、行事ができなかったが、今年は日程や内容を変更したりして、何とか実施している。修学旅行は予定通り1学期に実施した。昨年に引き続き県内での実施となったが、案外知らないところもあり、よかったと思う。運動会は、9月25日の予定であったが、「緊急事態宣言」下であり、11月27日に変更した。本校は運動場が広いので、密にならないように配慮しながら、半日ではあるが、全校一斉の運動会をして、保護者に見ていただく予定である。ただ、社会見学は9月の段階で判断をしなければならなかったので、中止とした。5年生は例年曽爾で宿泊体験をしているが、今年は青山高原に徒歩で登り、当地の方に青山の自然や植物などについて説明をしてもらった。その後子どもたちは一端家に帰ってから、夕方もう一度学校にやってくる。実は前日に、学森ボランティアの方々にキャンプファイアーの木組みをしていただていた。子どもたちはその火を囲んでゲームをしたり肝試しをしたり、また先生方も仮装したりして心に残る行事をさせてもらった。この学森ボランティアの方々は、学校の前の森(学校林)の管理や整備をしていただいているが、それ以外に草刈をしたり、剪定をしたりと子どもたちのためにいろんな活動をしていただいている。ほんとうにありがたい……

続きは10月30日号の伊和新聞に掲載しています。
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