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「令和の学校」ってどんな学校 No32 伊賀市立阿山小学校

昨年からのコロナ禍。社会は大きく変化した。いやせざるを得なかった。ただ、変化するとしたら、後々にプラスとなる変化が望まれるのは当然のこと。学校も社会と同様、変化してきている。平成27(2015)年、丸柱小学校と河合小学校は統合し、阿山小学校に生まれ変わった。平成28(2016)年、鞆田小学校は阿山小学校に統合。さらに令和3(2021)年、玉滝小学校が阿山小学校に統合。阿山小学校がより大きくなって新たな歴史を刻み始めた。新生阿山小学校の初代校長に増田瑞穂先生。前回は、前任の玉滝小学校で閉校直前の大変忙しい時に、お話を聞かせていただいたが、再び、増田校長にこの阿山小学校の話を聞かせていただけるのは楽しみである。

阿山小とのつながりは。
まず教員としての振り出しは、いなべ市石榑(いしぐれ)小学校に3年。その後伊賀市に戻ってきて、上野東小学校8年。丁度体育館が建ったり、旧校舎のリフォームがあったりしたころだった。ほとんど5・6年生の担任だったかな。次に中瀬小学校で8年。同和教育推進教員(当時)や人権教育担当をしていて、夜遅くまで家庭訪問をしたり、地区学習をしたりしていた。地域の人にいろんなことを教えて頂いたり、お世話になったりした。懐かしく、またありがたかった思い出である。そして、次の長田小学校では消防団の関係で、保護者も以前から知っていたこともあり、校舎の壁に絵を描いたり、リコーダーコンクールで全国大会に出場したりするなど、児童数は少なかったが色々なことをした5年間の記憶がある。次に新居小学校へ転勤となったが、学校統合の件もあり3年で上野西小学校に異動となった。その後、阿山小学校、本校の教頭として着任し、3年間勤務させていただいた。玉滝小学校の校長先生が3学期途中で逝去されるという不幸なことがあった後、玉滝小学校の校長として2年。阿山小との統合を迎える時期であった。学校が無くなるというのは、子どもたちはもちろん、保護者や地域の人々、卒業生など、多くの人にとって大変辛く悲しいことである。そうした方々に少しでも安心して、また希望をもって閉校と統合をしなければならないと思った。そのため、玉滝小では、阿山小とオンライン授業をしたり、こども同士がふれあいを持てるようにした。また、保護者や地域の人、卒業生の皆さんには、学校の様子や子どもたちががんばっている様子を知ってもらおうと、できるだけ頻繁にホームページを更新したり、学校便りを発行したりした。そうして、阿山小学校に安心して登校できるように、満足して学校生活が送れるように色々な取り組みや活動を行った。ただ、昨年からのコロナ禍のため、計画していた活動を中止や規模縮小など変更しなければならなかったことがあり、少し残念ではあった。まさか今年、阿山小への転勤になるとは思っていなかったが、7か月あまり経って阿山小学校を見ると、玉滝の子の他の子も、昔から同じ小学校に通っていたと思えるほど、仲良く勉強も運動もがんばっている。そのことが大変嬉しい。また、保護者や地域の人々も新生阿山小学校を温かく見守ってくださっている。

阿山小はどんな学校か。
阿山小においても、学校の様子、子どもの様子をできる限り毎日、ホームページで紹介することを心掛けている。特に今は、コロナ禍で学校に保護者が来ていただきにくいので、少しでも子どもの事を知っていただこうと、毎日カメラを持って教室を回っている。子どもの顔をアップでとか、給食中に前から撮るといったことは避けている……

続きは11月20日号の伊和新聞に掲載しています。
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