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「令和の学校」ってどんな学校 No36 奈良市立月ヶ瀬小学校

春を呼ぶ花と言えば、梅の花。梅の名所として名高い月ヶ瀬は、2005年(平成17)4月に、都祁村とともに、奈良市と合併。学校も月ヶ瀬村立から奈良市立月ヶ瀬小学校となった。それから12年、2017年(平成29)4月に中学校の校舎を改築し、小学校と中学校が同じ校舎に入る施設一体型小中一貫校としてスタートし5年目を迎えた。月ヶ瀬梅林は国の名勝指定を受けて、今年で丁度100年。2月13日からは「梅まつり」も始まっている。つぼみが膨らみかけた月ヶ瀬梅林に囲まれた学校に岡本英昭校長を訪ねた。

コロナ禍で心配な毎日では。
コロナ感染者が全国的に急拡大しているので、大変心配しているが、マスク着用・手指消毒・換気等、子どもたちも教職員も万全の感染予防対策を行っている。しかし、いつ、だれが感染してもおかしくない状況であるのも事実。もし感染者が出た場合は、奈良市教委の指導の下、保護者の理解と協力を得ながら、対応していきたいと考えている。

施設一体型小中連携校って。
まず、校舎の1階は校長室や職員室などの他、1・2・5・6年生の、2階は、3・4年生と中学校の教室がある。本校では、中学1年を7年・2年を8年・3年を9年と呼んでいるが、卒業式は他の小学校と同じく6年で行い、中学校の入学式も行う。奈良市内には、施設一体型の小中一貫校は他に2校あるが、式の実施の有無や呼び名もそれぞれである。教職員の中でいろいろと論議をしたが、6年生には小学校の最上級生としての自覚と、リーダーシップを身につけさせたいとの思いから、式を実施している。小学校で卒業式を行うことや制服が変わることなどで、中学生であるという自覚を持たせている。
教員については、今は中学校の音楽教員が小学校の授業を担当している。以前は、家庭科や英語、図工などを中学校の教員が受け持っていたが、今年は実習の時などに小学校の指導に入ったりしている。小学校と中学校の教員の相互乗り入れができればいいとは思うが、国が定める教職員人事定数の関係もあり、なかなか難しい問題である……

続きは令和4年2月19日号の伊和新聞に掲載しています。
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