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「令和の学校」ってどんな学校 No48 名張市立赤目中学校

名張市・伊賀市の学校は、7月21日から夏休みに入った。6月にはコロナ感染者が減少し、やや安心していた矢先、7月に入ってから、ウイルスがBA・5という変異株に置き換わったとかで、急激に感染者が増加。小中学校も不安を抱えた中での夏休み入り。校長をはじめ先生方の心配もいかばかりか。夏休みに入れば、児童生徒の教育は家庭や地域でとなるところではあるが、コロナ禍においては、そうとばかりは言っていられないようである。特に中学校においては、この期間、名張市・伊賀市の総合体育大会が開かれており、コロナの心配もしながら、生徒の部活動での練習の成果を発揮してほしいと願う。名張市立赤目中学校の山本和弘校長もその一人である。生徒が出場している会場を回り、大きな声は出せないが、声援を送る。多忙を極める中、時間を融通していただき、インタビューをさせていただいた。

夏休みに入っても忙しいですね。
コロナ禍で色々と難しい状況ではあったが、生徒が一生懸命部活動をしている姿を見ていると、応援したくなる。この大会で優秀な成績を収めれば、三重県大会・東海大会、また全国大会に出場できるが、上手くいかないと特に3年生はこの大会が、最後になる。結果に関係なく、3年間がんばってきた成果を発揮してほしい。そんな思いで各会場に行かせてもらっている。「赤中生、がんばれ!」である。

赤目中での勤務は初めて?
この4月、赤目中の校長に昇任したが、以前教諭として勤務していたことがある。大学卒業後、美旗小で3年勤務の後、名張市内の中学校勤務となった。北中7年、南中3年、そして赤目中で7年お世話になった。その後、名張中6年、南中に2年勤務し、教頭としてつつじが丘小3年、桔梗が丘小2年勤務した。そして今年の4月に本校勤務となった。過去に勤務していたお陰で、当時お世話になった方や教え子や保護者など知人が多く、声をかけて頂き、学校までお越し頂いたりして、大変ありがたい。

小学校との連携は。
本校の校区には、錦生小・箕曲小・百合が丘小の3小学校があるが、毎月校長同士話し合いをしているし、今後は担当教員も入って情報交換を行うことにしている。学校は児童生徒のめざす姿を、保護者にも地域にも示していくことが必要だと考える。中学校卒業時にはこんな子どもになって高校に行く、社会に出て行くといった姿を見せていかなければならない。しかし中学生というと、どうも遠い存在であり、ハードルが高く声をかけにくい等をよく聞く。私がこの学校に来てまず思ったのは、子どもたちは素直で明るくて、元気である。この特長を使って、地域の人々に中学生の良さを分かってもらう。これは中学生が町の活性化に役に立つといったことにつながっていくと思うので、まずは地域の人々と交流すること。また、小学校の先生にも中学生のことを知ってもらうことが大切だと思う。正直言って今まではお互いに知らなかった。本校の教員が、3小学校それぞれで、こんな教育、こんな取り組みが行われていたことを知り、学びそれを引き継いでいくことが、自分たちの教育活動に大きく役立つと思う……

続きは令和4年7月30日号の伊和新聞に掲載しています。
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