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「地域振興拠点」整備を追加 なばりかわまちづくり計画

名張かわまちづくり計画は、2019年3月に国土交通省かわまちづくり支援制度に基づき計画が新規登録され、河川改修工事が進められてきたが、新たに「地域振興拠点」整備が追加され、「変更」として登録されたので、登録証伝達式が9月20日、市役所で行われた。
当計画の河川改修は、右岸の河畔が整備され、特に階段護岸は花火大会など賑わい創出に既に役立っている。今回の計画は、名張川と宇陀川の合流地点から下流に向けて、留い川付近までの約1㌔の河岸を掘削して川幅を約2倍に広げ、橋の架け替えも行う「引堤」により洪水の危険性を減らすもの。河川敷に親水広場ができ、堤防に沿って桜並木ができる。中でも宇陀川・名張川合流地点近くの宇陀川左岸の黒田橋と黒田大橋の間の背後地を新たに「地域振興拠点」として整備することが、今回の追加変更登録となった。
式で、国交省近畿地方整備局の常山周治河川部長は「地域に根差し、親しんでいただける『かわまちづくり』になる。来年度後半ぐらいになると、黒田橋、名張大橋ともに新しい橋が形になってくる。宇陀川と名張川が合流するところが広がり、多目的に利用できる「親水空間」の姿が見えてくる。地域と一体になった活性化を名張市と連携して取り組んでいきたい」と挨拶し、北川市長は「何より市民にとって心地の良い憩いの場、散策の場、地域振興の拠点。そして何より子供たちにとって、名張の原風景となることを願っている」と抱負を述べた。名張市では、広場、情報発信施設、駐車場、トイレ、四阿(あずまや)などを整備する予定。当計画の推進には、国交省の都市構造再編集中支援事業を活用し、令和7年度から整備を進める予定。

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