「新しい伊賀市の魅力を」DXの推進と情報発信へ
伊賀市では、新しい伊賀市の魅力を創造しようと、3人の複業民間人を登用することを決め、9月2日複業マッチングを展開する株式会社Another works(本社東京都、大林尚朝代表取締役CEO)と連携協定を結んだ。
この取り組みは、市のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進と広報活動における課題を解決するため、まちづくりへの関心や高い能力と専門性を持った「DX戦略アドバイザー」「DXプロモーションアドバイザー」「広報デザインアドバイザー」の各1人を登用し、デジタルを活用したこれからの伊賀市の魅力を創造・発信していこうとするもの。
10月15日、伊賀市役所において、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンラインを活用して行われた発足式で、岡本栄伊賀市長は「人口減少や少子高齢化、また財源不足など伊賀市が抱える課題を解決するため、高い知見と専門性を持っている3人にアドバイスいただけることを嬉しく思う」と歓迎と期待の言葉を述べた。次に大林CEOからは「弊社は、地域が抱える課題を解決するため全国の自治体と連携し複業人材の登用を行っており、今回が17例目。三重県では初めてである。3人の有能な人材を登用いただき、今後の化学反応が楽しみである」と期待を寄せた。
その後、今回登用された3人が自己紹介に続いて伊賀市の課題解決に向けて、それぞれの専門領域での抱負を語った。報道陣から伊賀市の印象や課題について聞かれると、その中の1人は、「忍者で昔から有名。古くて新しさがない」などと答える一方、「この歴史を使って新しい伊賀を創造し、皆が笑顔になる取り組みを全国に発信できるのでは」と思いを語った。
なお、登用期間は、10月15日から2022(令和4)年2月28日までで、報酬は無償。