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㈱メイハンが最優秀SDGsアイデア賞受賞

名張商工会議所・青年部 快挙
日本商工会議所・東海ブロック商工会議所連合会主催の第34回東海ブロック大会豊田大会が、11月11・12日の2日間愛知県豊田市で開かれ、警備保障や旅行業、総合建物管理業等を営む株式会社メイハン(代表取締役・田畑博氏(73)、本社・名張市東田原)の会社ぐるみで取り組んでいるSDGsが評価され、「最優秀SDGsアイデア賞」を受賞した。発表者の名張商工会議所青年部理事で同社専務取締役の廣瀬直也氏(42)に日本SDGs協会代表理事堤晶子氏から受賞盾が授与された。
今年の大会は2年ぶりの対面での開催となり、東海ブロック(愛知・岐阜・三重)商工会議所から38青年部会員が集まり熱心に議論が行われた。大会テーマは「道~ひとつになり進め!この先の未来のために~」と掲げ、SDGsを主題として開催された。
同社では、SDGsの17の大きな目標の内、ターゲットを2・3・11・15に置き、食と農業を守り住みよいまちづくりに貢献するとともに、名張市の市民球場等のスポーツ施設のネーミングライツを通じて市民の健康増進や、体力向上に寄与することに企業ぐるみで積極的に取り組んでいる。とりわけ近年名張市内では、禽獣による農作物の被害が増加している現状において、同社では獣害対策に積極的に取り組み、農業を守るとともに、商工会議所をはじめ関係企業や自治体と連携協力し、鹿肉や猪肉を加工して安全安心な「みえジビエ」としてブランド化を目指している。企業がこうしたアイデアを出し合い、地産地消を推進しながら地域貢献に取り組んでいることが高く評価され、今回の受賞となった。
名張商工会議所青年部としては初めての受賞である。田畑取締役は「地域で育てていただいている会社であるから、地域のためにこれからもこうした取り組みを進めていきたい」と喜びを語った。
【メモ】 SDGs(持続可能な開発目標)は2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げる目標。17の大きな目標とそれらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されている。  今回の取組の内容は、2・飢餓をゼロに、3・すべての人に健康と福祉を、11・住み続けられるまちづくりを、15・陸の豊かさを守ろう。

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