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三重県に「緊急事態宣言」

政府は8月25日、「新型コロナウイルス感染症対策本部」を開いて、感染拡大が続いている三重県など1道7県に新たに緊急事態宣言発令を正式決定した。これにより、緊急事態宣言は21都道府県となった。また、佐賀県、宮崎県、高知県、長崎県の4県にまん延防止等重点措置が適用されることも決定した。期間は、どちらも今月27日から9月12日まで。
三重県においては、まん延防止等重点措置適用の20日以降も感染拡大が続き、医療現場等極めて厳しい状況となり、鈴木英敬三重県知事は、愛知、岐阜、三重の東海3県が一体となった、緊急事態宣言の発出を国に求めていた。
これに先立ち、三重県教育委員会は、20日、県内の全ての県立学校で分散授業とオンライン授業を併用して授業等を進めていくと発表し、全校に通知した。それによると、学年ごとに午前と午後に分けて分散登校し、授業を行うなど、学校の規模や事情に応じた対応を求めている。また、修学旅行や体育大会などの学校行事については、延期することにしている。部活動については、原則中止とするが、公式戦を控えている部については、大会2週間前から学校内でのみ練習等が認められる。
また、伊賀市教育委員会は、23日市内での感染者が増加していることから、今月30日から始まる2学期当初の9月2日、3日の学校給食は、小中学校とも中止し、午前中授業とすると発表。2学期の給食開始は、6日からとし、10日までの5日間の午後はタブレットやプリント等を使っての家庭学習とする。市内の小学校は19校、中学校は10校。
一方、名張市教育委員会は24日、9月1日の2学期開始に現時点では変更なく、予定通りとする方針を示した。学校における感染防止に万全を期すとともに、学校給食についても、予定通り実施するとしている。

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