三重県議会議員選挙伊賀選挙区当選の2人に決意を聞く 森野議員
県議5期目当選 森野真治議員(53)
選挙を振り返っていかがでしたか?
始めて2位当選と言うことで、苦しい選挙だった。
低い投票率が響いているのでは?
最近の選挙は、低い投票率が続いているが残念なことだ。なかなか読めない。選挙戦で候補者は横並びで競っているつもりだが、結果はそうではない。政治とか選挙の世界から遠く離れている人が増えている。我々の先人たちが、労働運動や活動、制度改革などを少しずつ積み重ねてきて今に至っているが、そういう事に気付かず現状を当り前と思っている人たちが、大勢になっているのではないだろうか?特に若い人たちの投票率が低いと言われているのには、そのような背景があって選挙で誰に託すかということが、無くなっているのではないかと思う。
議員として、何から手を付けようと思いますか?
急ぐのは、コロナで観光がダメージを受けたので取り戻したい。東京・名古屋・京都・大阪のメインの観光地は、観光客が戻ってきている今が最初の段階。何とか早く伊賀・名張も回復させたい。6月のG7伊勢志摩交通大臣会合は万博を見据えて一番近いチャンス。アピールして、伊勢志摩から伊賀・名張に周遊してもらいたい。大阪・関西万博については、伊賀・名張は関西圏だと主張するのも方法だが、県の立場で、伊勢志摩・熊野など含めて、広域に地盤づくりをするように取り組むのも大切だ。
他に取り組むべき問題は?
人口減少対策が大きな問題。名張と伊賀は伊賀地域全体として活性化し流通させる中で、他の地域に比べて子育てし易いなど、都会に無い地方の良さを売りにして、呼び込みたい。
新政みえは全員当選したが。
全員当選したのは良かった。ただ候補者を立てていない選挙区があるので、努力は今後も続けたい。国政ではないので、党派に縛られないのが県政であり、その方法が自分たちの会派の良さでもあると思っている。
インタビュー全体を通して、誠実に丁寧な口調で話して頂いた。投票率低下の原因についても、頷ける面の多い分析を聞かせてもらった。新政みえリーダーの着実な足取りを感じた。