三重県議会議員選挙 名張選挙区 当選の2人に決意を聞く・荊原議員
県議選初当選 荊原広樹議員(39)
選挙戦はどうでしたか。
新政みえ推薦とも表記せず、無所属だったので、有権者から一人の新人立候補者の眼で見られていた面もあり、苦しい戦いだった。
当選証書を手にしたときの気持ちは。
選挙で当選が決まったとき以上に、これはしっかりやらなければ、と思った。
最初に何から始めますか。
ずは勉強からスタート。何故、名張に県の事務所が無いのか?名張に県の風が吹いてきたと思われるようにしなければ▽名張市立病院も独立行政法人化の提言を受けたが、これから伊賀地域の医療構造が変わって来る。医療従事者の確保が大切▽北川市長も観光行政を前面に出されているが、赤目滝への道路問題の解決も何とかしなければと思う▽大阪・関西万博については、とにかく感触を得るためにも、三重県関西事務所に早急に行ってみる▽東奈良・西三重観光圏の考え方も大事だが、名張が単独で考えるのでなく、三重県の中で伊勢と伊賀名張をつなぐコースの考えも大切で、そのようなパイプの役目ができれば▽中和津道路整備構想の165号線宇陀市→名張市→伊賀市→津についても、地域を越えて横断的な可能性を展開していく上に役割を果たせればと思う等々。次から次へと、やりたいこと、やらなければいけないと思うことが、滝のようにあふれ出し、熱い思いが伝わってきた。
報告会議などにまめに出席し、名張の現状を県や国に繋げる。日常的に名張市の現状を、議会や役所の部長らとコミュニケーションを図り、会話の中からくみ取り、県の仕事に繋げるよう努力したい。
お母様は安心されていましたか。
自分は母親と二人暮らし。昨年12月に市議会議員を辞職して準備に入り、その間収入もなく、また選挙でお金も必要。もし選挙が上手くいかなければ、全てなくなるところだった。随分心配をかけた。母は何も言わないがほっとしているのではないかと思う。
市会議員から県会議員として、新しいスタートを迎えた荊原議員の今後の活躍を期待したい。