1. HOME
  2. 伊和新聞
  3. 中期目標案承認、中期計画策定へ 名張市立病院評価委員会開催

中期目標案承認、中期計画策定へ 名張市立病院評価委員会開催

地方独立行政法人に10月移行する名張市立病院の中期目標を検討する、市立病院評価委員会(委員長=伊藤正明・三重大学学長)が開かれた1月10日、2024年11月22日~12月21日に募集されたパブリックコメントの意見とそれに答える市の考え方を確認した。
「市立病院の経営形態が変ることへの不安感から、別の病院になる印象を持つ人がいる。更に充実した病院になると言うアピールが必要」と委員から意見があり「引き続き市の広報を通じた市民への説明や、職場内ヒアリングによる職員への説明を重ねる」と市側の説明があった。また、「市立病院へ産科を設置するなど、小児・周産期医療を充実させるべきである」と言うパブリックコメントの意見に対して、出産を控える妊婦への支援という短期的施策と、市内で分娩できる体制整備等の中長期的施策を実施していくと言う市の考え方について「短期的施策として妊婦への支援を中心とした緊急時移動等の初動体制や心配事が相談できるケアの問題への対応があるが、中長期的としては、本市のみならず伊賀地域全体の周産期医療のあり方という観点から研究を行っている。市民が安心安全な出産をし、子育てできる環境の整備に務め、妊娠・出産・育児と切れ目ない支援に取り組む」と市側の説明があった。
中期目標は当中期目標素案を「案」として確認し、3月議会の議決を経て策定。以降中期計画に入り、病院が法人設立後速やかに議会に上程し策定の予定となっている。

伊和新聞

伊和新聞一覧