交雑種オオサンショウウオ 名張市が飼育許可取得
日本在来純血種のオオサンショウウオは、特別天然記念物に指定されているが交雑種や、外来のオオサンショウウオは7月から、その捕獲、移動、飼育について許可・確認を得る必要がある特定外来生物に指定された。名張市は2013年から、名張川、滝川、宇陀川等でオオサンショウウオの調査をしてきたが、その際捕獲して大学のDNA鑑定をし判明した交雑種は、郷土資料館のプールで隔離飼育をしてきた。
郷土資料館のプールには約140個体、郷土資料館屋内に10個体、市役所秘書室に「弥助」1個体がいる。これらについて飼養等許可を申請してきたが、何れも9月13日付で許可された(期限5年)。また、申請のため逃亡防止と、外部の人間が手を入れないための高さ1㍍の柵をプールの周囲に増設。登録された担当者らの調査に伴う個体の移動なども10月10日付で確認された(期限10年)。