今年もトラ丸 頼んだぞ！鼻の捜査官委嘱 名張警察署

犯罪捜査や行方不明者の捜索に活躍する警察犬の嘱託委嘱書の交付式が、昨年12月15日名張警察署で行われた。委嘱を受けたのは、８歳の雄のシェパード犬、愛称はトラ丸（正式名は、カデット・フォム・キョーラクソウ号）。
11月に鈴鹿市で行われた「三重県警察犬審査会」において、「足跡追及部門」で合格し、同署では２年連続の嘱託警察犬となる。
この日は、所用のため出席できなかった飼い主の谷悠利香さん（33）に代わって、伊賀市沖の三重県警察犬訓練所で日頃訓練を行っている警察犬訓練士の碇良博さんが、今村悟名張警察署長から委嘱状とドッグフード３キロを受け取った。
碇さんは「普段は大変穏やかであるが、においを嗅ぎ分ける能力は優れている」と話した。また、今村署長は「昨年は出動の機会がなかったが、管内における高齢者などの行方不明事案も多いので、捜索に力を発揮してほしい」と「鼻の捜査官」として、卯年もトラ丸に期待を寄せている。