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令和の学校」ってどんな学校 No25 名張市立比奈知小学校

いきいき つながる ひなちっ子
学校訪問をさせていただき、校長室に案内していただくとまず目につくのが、歴代の校長先生の写真。明治の学制発布のころに設立された学校では150年ほどの歴史を有する。初代をはじめ明治期の校長先生は、ほとんどといっていいほど口ひげを蓄えている。服装は紋付きか礼服にネクタイ。大正から昭和になると、口ひげはなくなっている。昭和から平成になると、略礼服に白いネクタイが多くなる。また、女性の校長先生も多くなり、正装をされている。平成も20年を過ぎたころからは、スーツ姿が多くなる。令和の校長先生の写真は?そういえば児童の服装も平成の中ごろから私服になってきた学校が多くなってきたようだ。そんなことを思いながら、約束時間より少し早く到着したので、応接室に飾られていた写真を眺めていた。来客対応を終えられた豊田憲幸校長に話を伺う。

比奈知小学校は歴史ある学校だが。
明治8(1875)年創立である。平成20(2008)年に、長瀬小学校と、平成26(2014)年滝之原小学校と統合し、今の比奈知小学校になった。現在、長瀬地区からは1人、滝之原地区からは8人が在籍しているが、児童の減少は寂しい思いがする。

今年伊賀市から比奈知小学校に来られたと聞くが。
教員としての振り出しは、桔梗が丘小学校。その後、赤目小(現錦生赤目小)、名張小で勤めさせていただいた後、本校で2年間勤務した。それから三重県教委に異動となり人権教育を担当した。4年間であったが、人権について多くの事を学び、いろんな人のお世話になった。津市の倭小学校に教頭として勤務の後、JR伊賀上野駅の北にある三訪小学校の校長として赴任。今年本校に来させていただいた。

伊賀市と名張市の教育に何か違いはあるか。
地域の特性が違うから、違いはあるのは当然だと思う。しかし、子どもたち一人一人を大切にすることは同じである。しっかりと学力をつけることやいじめや差別を許さないこと、互いの個性を尊重し、夢を持って生きていくことなどを小中9年間の義務教育を通して行っていくことは、伊賀市も名張市も同じである。津市や伊賀市など今までの多様な経験を生かして、比奈知小学校での教育を進めていきたいと考えている。

コロナ禍での学校行事は。
実は今日、社会見学の予定だったが、11月に延期した。運動会は、1学期に低中高学年に分け、保護者に理解をいただき、見学の人数制限をして実施した。また、5年生の曽爾キャンプも11月に日帰りで実施の予定。修学旅行は10月14・15日の予定であるが、何とか実施できたらと願っている。
保護者や地域の人の協力は。 一昨年、名張警察署から『まもってくれてありがとう運動』のモデル小学校に指定された……

続きは10月2日号の伊和新聞に掲載しています。
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