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令和5年第1回伊賀市議会定例会開会

令和5年第1回伊賀市議会定例会が2月24日開会し、岡本栄伊賀市長は、「コロナの先の伊賀づくり」をめざし、「こども、くらし、にぎわい」を柱に各種施策を展開すると表明した。
それによると、伊賀の宝とする「こども」については、今年9月から中学生以下の全ての子どもを対象に医療機関の窓口負担を不要とすることや小中学校の給食費を無償にする他、市内に一定数いると思われるヤングケアラーに対する理解と支援を行うため、4月からこども未来課に専門の窓口を設置する。また、「くらし」については、上野総合市民病院の医師、看護師の確保とともに、透析監視装置や麻酔器等の医療機器の更新を行い、機能の向上を図る。上水道については、来年度から川上ダム全量受水が開始されることに伴い、ゆめが丘浄水場の機器設備等の工事を行い、浄水場からの給水地区を拡大する。下水道については、改築、更新費用と維持管理費を削減する。名神名阪連絡道路の整備やJR関西本線の活性化と存続については、国や県及び関係機関に積極的に働きかけていくとした。「にぎわい」については、にぎわい忍者回廊事業が本格化する中で、旧上野庁舎に配置する新図書館について市民参加型のワークショップが開催され、着工に向けての取り組みが進められている。また、旧庁舎の保存改修についても近く基本設計が取りまとめられ、今年秋ごろに着工、2024年中にオープンする予定となっている。文化財については、昨年11月にユネスコ無形文化遺産に登録された「勝手神社の神事踊」は、「上野天神祭りのダンジリ行事」とともに、民俗文化財の保存継承のための支援を行っていく。
この他、「スポーツ振興」や「デジタル自治の推進」とともに、第2次総合計画に基づいて「勇気と覚悟が未来を創る『ひとが輝く 地域が輝く』伊賀市」の実現向けて、市民、地域、行政が一体となってまちづくりが進めてきたが、この計画が2024年までとなっていることから、10年先、20年先を見据えた総合計画を策定していくとした。
また、伊賀市は今定例会に、令和5年度一般会計予算(451億円)、特別会計予算(210億円)等の当初予算案をはじめ、合計57議案を提出した。期間は3月24日までの29日間。日程は2月24日の初日の本会議で、議案説明の後、質疑、委員会付託。3月3・6・7日の3日間一般質問、9・10日常任委員会、13・15・16日予算常任員会、24日本会議で委員長報告の後、質疑・討論・採決が行われ、閉会となる予定。なお、一般質問の時間は従来のとおり答弁を含めて1人45分とし、5分間の休憩の後、次の質問者となる。また傍聴については基本的な感染対策の他特に制限はない。

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