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令和6年度 全国学力·学習状況調査結果

4月18日に行われた「全国学力・学習状況調査」の結果について名張市と伊賀市の両教育委員会から速報による発表があった。当調査は小学校6学年、中学校3学年に行われ、当日は名張市が小学6年生587人、中学3年生599人。伊賀市が小学6年生590人、中学3年生604人に実施されたもの。
名張市教育委員会は、小学校の国語では、全国や三重県の平均正答率を上回り、算数は全国の平均正答率を下回ったが、三重県の平均正答率は上回った。中学校では国語と数学とも、全国や三重県の平均正答率を下回る結果となった。今後、結果を分析し、課題を整理するとともに課題克服に向けて、日常の授業改善を図りながら、確かな学力が身に付くように取り組みを進めると表明した。
伊賀市教育委員会は、小学校では国語、算数ともに全国平均正答率を上回り、中学校では国語、数学ともに全国平均正答率を下回る結果となった。調査により測定できるのは学力の特定の一部分であることや、学校における教育活動の一側面であることに留意しながら、調査結果を教育施策や各学校における指導の充実、学習状況の改善に役立てていくと表明した。  両教育委員会とも、生活習慣や学習環境についての質問紙調査の結果も含めた詳細な分析を行い、有識者会議での検討を経て、改めてホームページ上で分析と今後の取り組みについて公表する予定としている。
伊賀市の谷口修一教育長は、小学校は学力の定着に向けた取り組みの成果が出たが、中学では学習した内容の定着が十分できていないのが課題。質問紙調査から、テレビゲームやスマホを利用する時間が多く、家庭での学習時間が少ないという経年的課題がある。保護者と協力・連携しながら家庭学習の時間を増やす必要がある、とコメントした。

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