令和6年 火災·救急·救助概況 火災件数 名張市19件·伊賀市66件
名張市
名張市消防本部は1月17日、令和6年中の火災・救急・救助の概況を発表した。( )内は昨年の数字。それによると火災件数は19件(24)で、その内訳は建物火災6件(12)、林野火災0件(0)、車両火災3件(1)、その他の火災10件(11)発生し、昨年より5件減少。建物火災は前年に比べ6件減少。車両火災は2件増え、ダンプトラック・軽乗用車・乗用車各1台が焼損。その他火災は1件減少したが、10件のうち9件は枯れ草火災であった。建物火災の規模は全焼2棟(4)、半焼1棟(0)、部分焼5棟(4)、ぼや3棟(4)、合計11棟(12)であった。火災による死者は1人(1)、負傷者は3人(1)で負傷者が2人増えた。出火原因は建物火災では、溶接作業の火花が枯れ草に着火市建物に延焼、出火原因不明が2件あった。車両火災は排気管1件、たばこ1件。その他火災については火入れ3件、火遊び1件、たき火2件、その他1件、不明1件、放火1件で、10件中9件が枯れ草火災であった。なお建物火災3件、車両火災1件、その他火災1件については現在調査中。
救急出場件数は4、441件(4、377)で前年より64件の増加。1日あたり平均12・2件救急出場したことになる。搬送人員は3、938人(3、886)で前年比52人の増加となった。事故種別ごとの救急出場件数は急病3、149件(3、155)、一般負傷646件(625)、転院搬送336件(307)、交通事故164件(182)、その他146件(108)となっている。搬送人員の内訳は急病2、781人(2、782)、一般負傷580人(563)、転院搬送333人(306)、交通事故154人(162)その他90人(73)となっている。
救助件数は51件(44)で7件増加となった。内訳は火災1件(1)、交通事故18件(6)、水難事故1件(0)、建物等による事故14件(24)、その他17件(13)となっている。救助人員数は41人(40)。内訳は火災1人(1)、交通事故12人(4)、水難事故1人(0)、建物等による事故12人(23)、その他15人(12)で1人増加した。
伊賀市
伊賀市消防本部も同日、令和6年中の火災・救急・救助概況を発表した。( )内は昨年の数字。それによると、火災件数は66件(83)で、その内訳は建物火災25件(24)、林野火災1件(5)、車両火災8件(6)。その他火災32件(48)で、昨年比17件減少した。火災種で見ると建物火災25件のうち、事業所火災15件、住宅火災が6件、倉庫の火災が2件、その他の建物で2件発生した。火災の規模は全焼9棟(13)、半焼1棟(2)、部分焼10棟(6)、ぼや9棟(9)、合計29棟(30)となっている。出火原因は建物火災はコンロや電気機器、電気配線が原因で発生した。林野火災やその他火災は屋外での焼却行為が主な原因。伊賀市では「やむを得ず屋外で焼却行為を行う場合は、消火の準備をし、十分注意して行ってください」と注意喚起している。火災による死者は2人(0)、負傷者は7人(9)であった。出火率(人口1万人当たりの出火件数)は令和6年は人口84、719人で火災件数66件、出火率は7・79件。令和5年は人口86、059人で火災件数83件、出火率は9・64件となっている。
救急出場件数は5、398件(5、759)で前年比361件の減少。1日当たり平均15件救急出場したことになる。搬送人員は4、616人(4、781)で前年比165人の減少となった。事故種別ごとの救急出場件数は急病3、561件(3、763)、一般負傷727件(870)、転院搬送560件(554)、交通事故362件(360)、その他188件(212)となっている。搬送人員の内訳は急病3、003人(3、047)、一般負傷626人(726)、転院搬送557人(551)、交通事故304人(319)、その他126人(138)となっている。
救助出場件数は57件(65)で8件減となった。内訳は火災1件(0)、交通事故24件(34)、水難事故0件(5)、その他32件(26)となっている。救助人員数は36人(36)で、内訳は火災1人(0)、交通事故13人(11)、水難事故0(5)、その他22人(20)で、前年同数であった。
なお、名張・伊賀消防署とも、救急搬送のうち「転院搬送」は医療機関から医療機関への搬送。「その他」は労働災害、運動競技等。また救助活動の「その他」は、機械、建物による事故、ガス及び酸欠、自然災害、山岳救助、破裂事故、その他となっている。