伊賀市・名張市 小・中学校で入学式
上野南小学校で開校式と入学式
伊賀市と名張市の公立小中学校で4月6日、入学式が行われた。閉校した3小学校(旧神戸小、旧依那古小、旧比自岐小)を統合し、旧依那古小が市立上野南小学校(同市沖)に生まれ変わり、開校式、始業式、入学式が屋内運動場で順次行われ、新しい小学校としてスタートを切った。
開校式では、谷口修一教育長が開校を宣言。岡本栄伊賀市長は「学校は教育の場であると同時に地域社会コミュニティの核です。地域との共生を基盤にした子供たちの健やかな成長の場です。児童の皆さん、友だちをいっぱいつくって楽しい学校生活を。新しい教職員の皆さん、夢を育む取り組みを」と式辞を述べた。その後、新校旗の授与、舞台上部の新しい校章の序幕式が行われ、2~6年生(95人)の児童が新しい校歌を斉唱した(=写真)。
入学式では、PTAから送られたコサージュを胸に21人の新入生が、上級生の間を拍手に迎えられて一列に並んで入場。1人1人名前を呼ばれ元気に返事をした。松田久司校長は「頑張って心がけて欲しいことが2つあります。1つ目は、いのちをたいせつに。自分のいのちは自分で守りましょう。特に交通事故には気を付けて。2つ目は、あいさつができる1年生になること。あいさつは人の心を元気にします」と話しかけ、父兄に向かって「教職員一同、子供たちが安心して学べるよう着実に取り組みます」と語った。最後に上級生が「1年生の皆さん、今日から私たちの仲間です。分からないことは何でも聞いてください」と呼びかけ、1年生が「よろしくお願いします」と元気いっぱい答えていた。
統合により上野南小学校の全児童数は116人になった。伊賀市比土から来た新入生の母親は、「やっと100人を超えた学校になった。子どもたちにとって友達がたくさん出来るので、とっても良いことだと思う」と言っていた。
名張市でも入学式
名張市立蔵持小学校(川合哉校長)では31人の新1年生が入学し、全校児童は183人となった。
令和5年度の伊賀市の新1年生は小学校575人。中学校661人。名張市は、小学校が598人。中学校が637人であった。